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2016年10月10日月曜日

小さなコトからコツコツと。

「何かできると思うんですよね。ほらっ、ペンパイナッポーアッポーペンが流行っているじゃないですか、あんな感じで。」という会話。【論外】です。そんなコトを考える暇があるならコツコツと経験と実績を積み重ねた方がいいと諭す。

表面化しているコトは、単純化されているので「分かりやすく簡単に」見える。冒頭の話は「宝くじに当たった」ような突発的な話なので起業や事業に当てはまるわけがない。気をつけないといけないのは「事業を想像する時は"既に成功したイメージ"」を描いていること。成功までの道のりは「どれほどの距離、過程があるか」かを明確にしないと「絵に描いた餅」です。何が言いたいかというと「目の前のことをコツコツ積み重ねることが遠いようで一番の近道」ということ。日々は地味だし気づかれないことも多いけど着実です。

そのために「目標」があるわけで、一気にエベレストへ登れないのと同じ。目の前のことが時に「したいこと」ではないこともあります、でも(これも経験)と思い、取組むことも大切。「大きなことはできません、小さなコトからコツコツと」は西川きよし師匠、「小さなコトの積み重ねがとんでもない所へいく、ただ一つの道」はイチローの言葉。ほんと、その通り。

2016年10月9日日曜日

デザインは商品の顔。

同じ類の商品が並んでいる場合、手に取られる要素は何か?「形状、大きさ、価格、商品説明文」トドメは「(ラベル)デザイン」かな。これらが複合的に合わさった【商品への第一印象】は購買ステップに大切で、瞬時に判断し手に取るのだと仮説します。そして「食べた結果に納得」できたら「リピートや拡散」に繋がる。昨日もリピーターがお越しになりました。

と、いうような購買プロセスを実現するに、やはり「デザイン」は超重要と思います。先日の授業「あすもは元気もん」では「元気もんのパッケージを変えたら売上が伸びた!」と山下さんが言えば、「オダメイドはオーダーメイド」の納堂さんは「オダメイドアイスは容器やロゴなどデザインを重視しました」と言っていました。ラベルデザインは「商品の顔」ですからね、見た目重要です!

10月23日(日)11時-12時の授業「おいしいデザイン」では、参加者が「いい!」と思うデザインを持つ品を選び、なぜいいと思ったのか?などを「消費者購買プロセス」と組合せて学びます。一人一人が無意識に考えている、行動していることを表面化させ、商品力の向上に活用させていただきます。ただいま、参加者募集中!

2016年10月8日土曜日

ボランティアを育てる。

「ボランティアをしたいが、何から始めたらいいか分からない」と男性。多くの方の意見を代弁していると思いました。既にあるボランティア活動への参加は勇気がいる、自ら始める気はない。西条市主催「市民サポーター育成セミナー」に登場。
30名の参加者と「自分たちでできるボランティアとは何だろう?」と考えた2時間。西条市市民活動センター(SSC)の戸田さんの力を得て行い、少しでも興味ある方はSSCへ!戸田さんが相談に乗ってくれます。

誤解を恐れずにいうと、ボランティアは「大変」です。意味はボランティアする側、受入する側の双方に言えることで、発意がボランティアの根底なので参加も自由なら辞めるのも自由なのがボランティア。しかし、受入側(関係者)は対応しなければならず、双方が満足するには意外とハードルが高いと思っている一人。

だから、ボランティアの素晴らしい点、注意点を最初に伝えました。今後一つでも持続的なボランティア活動が生まれたらいいなー!今週は、南予通信大学対面授業、マレーシアドラマ撮影随行、高齢者大学講座、西予市まちづくり審査会など、県内各地で朝から晩まで働きました。忙しくても「どれだけ毎日を楽しめるか?」です。必要としてくれる現場に感謝。

つれづれ駄話。

スケジュールのリスケを忘れ、シャッターチャンスは逃し、LINEの未登録を指摘され、海外出張時の連絡法を問われ、最後は携帯電話の2台持ちを要求され遂にギブアップ!降参!「電話は通話のみで上等!」とガラケー愛好者でしたが「相手」を思うと、そんな「こだわり」は関係なく、業務にも支障がではじめたので「スマホデビュー」。正確に言うと「(初代iPhone以来の)再デビュー」。

最大の懸念事項は「携帯電話の2台持ち」で、希望のiPhone7は断念。最近は格安スマホも多く、尋ねると「SIMを2枚挿せる(2回線)スマホがある」と教えていただき、「モトローラG4」にたどり着く。OSがAndroidでもOKと自分に言い聞かせ、購入ボタンとクリック!早速、手元に届いた端末でスケジュールやメールを操作するとサクサク動く。

「隙間時間をスマホに取られる」のが嫌でガラケーにしましたが、どうなることやら。その昔「PCを使うと作業時間が半分になり、残り半分の時間は有効に使える!」と言われたけど、実際は「空いた半分の時間に新規の仕事が入り、作業時間は結局2倍になった」という笑えない話があったけど、効率化、合理性だけを求めないよう自分に念押し。

2016年10月7日金曜日

最大の特徴は詰合せ。

しばらく留守にしていた「愛顔の食卓」。不在でも快調なのはスタッフが自発的に動いているため、ありがたい!
「学長、平日は閉店間際に来店される方も多いので平日は20時閉店でどうでしょう?」と来店者視点の提案。スタッフいわく、シフトを調整すれば可能とのことで早速、平日は【10時-20時】が営業時間となりました。安心してお買い物できます。

また、オープンから1カ月が経ち、売上の40%は「ギフト」と分かりました。写真は松山へ訪ねにくる方々へのお礼として注文を賜ったギフト。先日は親族が集まるので、そのお礼として、昨日は東京から講師がお越しになるので手土産にと購入。愛顔の食卓最大の特徴は【県内各地の逸品を詰合せできる】ことです。これは道の駅でも百貨店でもできません。

「出張販売」も始まります。皮切りは10月22日のグリーンツーリズム全国大会。詰合せを100セットを販売予定です。その後は学会や講演会などでの出張販売が控えています。「市町村詰合せ」「飲み比べ詰合せ」など、いかようにも対応できる詰合せは大規模から小規模まで対応できます。「友人同士」「家族間」でも「先日はありがとうございましたセット」「毎日お疲れさまセット」とかね。「詰合せ」で毎日を応援します!

2016年10月6日木曜日

撮影クランクアップ!

19時発の飛行機へ30分前に空港到着!最後までドラマの延長のような3日間だったマレーシアのドラマ撮影。台風の影響もなく奇跡としか思えない3日間。最後の撮影は「最も理解できない人」で紹介した尾形の家にて。
匂いにつられて台所へ行くと「味噌汁」を作っている畠山さん。そして果物を剥いている主役のミカンちゃんとスタッフ。なんともアットホームな雰囲気にパチリ。すると同じく匂いにつられたマレーシアスタッフや日本人スタッフも「おぉ!味噌汁だー!」と寄ってきた。

フィルム・コミッションは「撮影隊、協力者、地域」の三者に益があるようコーディネートするのが役割で、益は「お金や出会い、経験など」様々。尾形の家では「出会い」だったようで、皆のお母さん的な存在だった畠山さんとの別れ際の"ハグ"はその象徴と思ったり。一期一会とはこのこと。

今回の撮影から経験値が上がったのは間違いなく、久しぶりに「仕事した感(≒色々と連絡調整しNGを多く味わいながらも何とか要望に応える)」を味わう(笑)。撮影終了後の記念撮影の表情がよかったこと。マレーシアドラマ撮影クランクアップ!ばんざい!

2016年10月5日水曜日

ハラルOK弁当。

今回の秘密兵器「ハラルOK弁当」。株式会社しまなみサンが考えてくれた創作弁当。「辛くしっかり味が好みです。」「ナシゴレンのようなチャーハンが好きです」「エビチリも好きなようです」など、細かい好み情報を関係者から仕入れて相談。その結果、魚系の焼き物、揚げ物、炒め物を素材に、辛味や香辛料、香草を和えたオリジナル弁当が完成。「グッドー!」と親指を突き上げる彼らをみて安堵(笑)。私たち日本人も食べましたが、辛かった・・・。

その他「松花堂弁当、幕の内弁当」のように、少ない具材を多彩に展開する献立よりも、白米と2-3種類の具材がドーン!と調理された「わかりやすいメニュー」が好みのよう。生野菜を食べない習慣、飲み物もお茶もいいけど「水」が一番身近で飲みやすいよう。箸もいいけど、フォーク付スプーンだとより食べやすい。果物は問題なく何でもOK!

「菓子パン」が好まれ、それも甘系「あんぱん、クリームパン、メロンパン、ミルクパン、チョコレートパン」はOK。サンドイッチ、カレーパンはNG。今回の経験で「異文化の食事」に対して経験値がもの凄く高くなり、次回は更に喜んでいただける手応えあり!

2016年10月4日火曜日

マレーシア隊がやってきた!

2カ月間の準備期間を経てマレーシアからテレビドラマがやってきた!マレーシア隊の撮影は初めてなので、この機会に経験値を高めようと現場に乗り込む。が、日本の演出方法、撮影方法とは全く異なり驚くばかりで経験値どころではない!

マレーシア隊はロケハンをしていなかったので、我々が事前の情報を基にロケハンをし、場所を確保していたけど、感性が異なるので「何に興味を示すか?」当日まで分からなかったけど、細かい英語表記や「のぼり旗」などに興味津々で一安心。で、ナント!その場で脚本家がPCを出し台本を手直し!そして、その場でセリフ合わせ、リハして本番。カメラは2台-3台のマルチ撮影で一気に撮る。日本じゃ、お目にかかれない撮影現場!

セリフはマレー語なので、演技にNGが出ているか分からないので監督に委ねる。(マレーシア隊は明るく陽気だなぁ)と思っていたら当然で、実は演者にはコメディアンもいて演技をしているとのこと。主人公の名前は「みかん」という女性。だから愛媛での撮影が実現。初日から濃密な時間を過ごしているけどあと2日!マレーシア隊にいい撮影環境を!

2016年10月3日月曜日

地方は面白い。

地域に興味関心を持つと、例え地元に縁がなくても面白く「大昔に屈葬で埋葬された女性の頭蓋骨(本物!)と目があったり」「縄文人が住んでいた洞窟を探検(コウモリやヘビに出くわす)したり」「八鹿踊りの面と向かい合ったり」「ブラジルへ渡り、シルク成功の礎を気付いた名前を見つけたり」「町の歴史が1000円で販売されていたり」、地方なんて・・・と思うのは(全て知ってから言って!)と忠告したい。それほど地方は面白い。

写真は「お堂」、茅ぶきの珍しいタイプを山を登り見学。振り返れば見事な風景が広がり感動したり。こういった所は大勢が訪れる所ではなく「行きたい人が行けばいい」場所。ちなみに縄文人が住んでいた洞窟の「穴神鍾乳洞」には年間1000人以上が訪れる、この地区は人口200人なので5倍もの人が訪れている計算。

地域をどう楽しむか?もう大勢が同じ楽しみをしなくてもいい時代と思っているので、「素の地域」を楽しみたいならお勧めします。今回体験できなかったのは「300段以上ある神社見学」「移住者が始めたピザ」など。ここは西予市城川町高川地区。お花畑をしたい!とも言っています。

2016年10月2日日曜日

恐るべし野村町。

一人だけ、撮影後もカメラの気配を感じポーズをとっている黄色Tシャツの方は清家さんです。「野村町は"飲むら"」と言い放ち笑いを振りまく素敵な方です。ご縁をいただき数ヶ月後に、こんな大交流会に発展するとは恐るべし野村町。

「シルクとミルクと相撲の町かぁ〜、好きになっちゃったよ」と参加者。「都市部にはない交流だよ、素晴らしかった!」と別の参加者。「あそこまで明るのはなんでだろうね?」との発言に「危機感があり、一丸となって乗り越えようという気概の表れじゃないですか?」と私。納得の皆。一期一会でファンにしてしまった自治振(地域をより良くしようとする住民の集まり)のみなさん、恐るべし。

大交流会のメニューは「蟹入り芋炊き」「アマゴの塩焼き」「菜めし」「栗の渋皮煮」。どれも野村町で普段から食べられているもので、それがいい!次から次へと参加者が増え、話題が増え、交流が増え、気がつけば名前も知らない人と喋ったり(笑)。そして、参加者同士の交流も促進されたり。充実や内容が濃いというのは、私たちが決めるのではなく、参加者の係わり具合で決まると思った瞬間。

これは、心底スゴい!

50年ぶりに養蚕農家として新規就農された「43歳の阿部さん(実はココ大で先生をされた時は柑橘生産者でした)」、50年以上養蚕農家として生計を立てられている「74歳の松下さん」。現在、愛媛県で養蚕を営まれているのは7件だけです。その内の2件を訪問できたのは意義あることでした。

実は松下さんからは「1時間程度の見学で何が分かる??」と訝しげな出会いからスタートだったらしく、また、これまで人前で養蚕について話す経験もなかったこともあり怪しいと思われました。しかし、写真の松下さんから締めの言葉として「老いましたが、このように養蚕をしていることを知っていただけて、ありがたい。」との言葉に、今回の授業がなかったら、松下さんとは会えなかったと思い、胸が詰まる。

実は50年続けていても、50年ぶりでも「養蚕方法」は変わらず、使用している道具はITとは全く無縁の年代物。松下さんの両脇に写るのは「蚕が繭をつくる為の小部屋箱」で、斜めになっているのは上へ上がる習性のある蚕が上に集まると重さでクルリと回転し、また蚕を上へ行かせるため。養蚕は「養殖、真珠、みかん」よりも歴史ある産業で日本一の品質です。この現状を打破しよう!という動きに参加します宣言!

2016年10月1日土曜日

訴求力の分かれ道は。

学長ブログも30万回以上のアクセスを超えました。2011年1月から始めたので5年8ヶ月、日々を書き続け活動の備忘録としてきました。お付き合いいただき、ありがとうございます。これからも縦横無尽に書きまくります。目指せ文筆家!

昨日は西予市で「まちづくり交付金」の審査会に登場(前回はこんな感じ)。地域発で最大300万円まで申請ができる画期的な仕組み。思いが込もったプレゼンが続く中で一つ気づく。実は気持ちは「用意した原稿をそのまま読まなくても伝わり」まして、原稿を正確に読もうと抑揚のない発表になってしまうのはもったいない!プレゼンは舞台だから、演者として大いに振舞ってほしい、審査員を「ワクワク」させてほしいです。

ワクワクの実現にはプレゼンツール(全員が使用しました)も必要ですが、個人的には「発表内容の構成」が一番大切と思っており、事業背景→課題提示→改善策(事業)明示→実現可能性→事業前と後の効果成果の明示などの順だと「ストーリー性」があっていいかと。妄想でもいいから事業物語を描ききる!やはり「構成・構想力」が必要か?訴求力の分かれ道!

2016年9月30日金曜日

レベルがあがる。

「30人前の弁当を15人ずつ"鮭と鯖"に分けてください」「午前6時に取りに伺いますが、店の裏口から入らせていただけますか?」、映画やドラマ撮影で欠かせない「毎日の食事(ロケ弁)」。何百回と経験しているので通常ならサクッ!(以前の傾向はボリューミーなお得弁当が人気でしたが、最近は「その土地の味」が求められる傾向アリ)と終わらせるのですが、今回は違う!結構大変!写真は中島でお願いした「鯛めし弁当」

「実は肉類が一切NGなんです」と私、「では肉の代わりにだし巻き玉子は?」「あっ!だし巻き玉子の味醂がNGなんです」「魚類はどうでしょうか?」「生魚は避けた方がいいです、蟹はNGです」「味付けは濃くハッキリしているのが好みです」「辛味も好きですね」「野菜は生野菜はNGなので温野菜もいいですね」と、各地でお願いする方々と細かい設定のやりとりが続く。

そんな中、日本のパンは人気と聞き、パン屋さんへ相談する。クリームパン、あんパン、塩パン、メロンパン、サンドイッチなど、肉もアルコールも関係ないパンに活路を見出す。こんなに「ロケ弁」についてやりとりしたのは久しぶり。永らく上がっていなかった経験値(Lv)が一つ上がる。

2016年9月29日木曜日

地域ド密着活動。

ビューン!と弓削島へ。今回は「えひめリソースセンター」として、パネルディスカッションのコメンテーター役を仰せつかり参加。弓削島といえば「あんな」「こんな」でとてもお世話になった離島。昼食は「しまでcafe」で村上律子さんと情報交換しながら舌鼓み。久しぶりにお会いする弓削島、岩城島の方々、やはり直接お会いして話すのは情報が新鮮でいい!

「要援護支援者を対象にした防災訓練(今治市)」「拠点づくりで交流創出(愛南町)」「自己表現できる場の創出(弓削島)」と3者の事例発表は「地域ド密着」で、ハッ!と気づかされる。ココ大も「地域密着」と思いますが、更に「ド密着か?」と問われると違います。ド密着は地域との関わりが「とても深いが活動範囲は狭い」のが特徴。ココ大は「深く活動範囲は広い」を目指しています。

じゃあ、ココ大に「とても深くは無理か?」と尋ねられればNOでして、「ド密着活動と連携」すればいいんです。人も時間も資金も制限ある中で全てはできません、これは事実。ここで「変な責任感」を負いすぎると倒れます(笑)。こういう機会に各活動と繋がり、進化するというのが私流。

2016年9月28日水曜日

ファシリテーターは。

大洲市肱南地区で始まった「肱南まちそだ手」。スケジュールさえ合えば、どこへでも伺います。今年度は既に松山市、久万高原町、四国中央市、西予市で講座・講演の依頼を引き受け、本日は上島町でファシリテーションの仕事。今回は重要文化財に指定された「臥龍山荘」を地域住民としてどうすればいいのか?がお題。

臥龍山荘の近くに住んで71年の方が「小さい頃は子供の遊び場だったんだ、大きな池もあり(今はない)楽しい場所だった」と、重要文化財らしからぬエピソードを語れば、隣の女性は近くに住んで61年「地元民としてガイドを始めたの!」と、強者混じりのワークショップになる予感を感じると、隣は「元教員で現在も総合学習で臥龍山荘を子供たちと学んでいる」と更に強者登場(笑)、私が一番学べそう。

ファシリテーションは参加者が持つ知識、技術、経験を引き出す役。場を温め、初対面でも「その気」にさせ円滑に意見交換ができる環境を演出するのが役目です。なのでファシリテーターが喋りすぎるのはNG。その「場」が成功したか否かは「終了時間後」に「会場に余韻」が残り、初対面同士だった参加者が語り続け、笑顔で退出できたかで判断できます。えぇ、濃い濃い余韻だったことは言うまでもありません。

2016年9月27日火曜日

義務と権利。

ミッション(任務)が与えられたら?それも初めての土地、慣れぬ環境、給与も高くない、でもゴールは設定されている。否応なく定まっている業務をしなくてはならない。そして「よそ者」。
自ら希望して赴任とはいえ、地域おこし協力隊の環境は「すべては自分次第」という点で苦労を想像します。上手に生きてゆきには「合わせる」がキーワードかと。

「オダオイドはオーダーメイド」で先生役を担ってくださった納堂邦弘さんは地域おこし協力隊。道の駅「小田の郷せせらぎ」のマネジャーを担い、使われていなかったアイス製造機を活用し4種類の「オダメイドアイス」を、おば様たちから「よもぎ」を全買取し「よもぎコンフィチュール」を数カ月で製品化しました。与えられた任務を予想以上の結果で成し遂げました。

納堂さん、実はNGOで海外の農村で活動した経験者、その経験が「自らを環境に合わせて成長できる姿勢へ進化」と推測。その一方で「周りが自分に合わせない、評価しないこと」に不満を言う困ったさんがいるのも事実。この二つの決定的な違いは何かというと「義務と権利」の順番かと。先に義務がきて、その後に権利と思うけど、権利を先に言う人は義務の範囲が狭く、責任を負わないことが多い。自戒を込めて気をつけよう。

2016年9月26日月曜日

預かった味。

愛顔の食卓は開店から一ヶ月が経ちました。物販業らしからぬ接客で驚かれた方もいると思いますが、毎日試行錯誤、悪戦苦闘の連続です(とても面白いですが)。
商品と共に日々成長しているお店なので、何度でもお越しください。

そんな愛顔の食卓で、生産者をお招きした授業を始めました。第一弾は「あぐり工房」さん。パワフルな代表、山下由美さんを迎えての授業は「物語そのもの」。農家の嫁として嫁いだ21歳から、凸凹しながら農家女性の自立を加工食品に見出し、やってみると手ごたえがあったものの、次段階へ進むために志を共にした女性と出資し合い企業組合法人化。慣れぬ経営や商品開発の傍でハンディを持つ方や高齢者の雇用創出に励む。そして「デザインの力」で販売力が変わったことなど、学び所満載でした。

スゴイ!と思ったのはヒット商品「元気もん」を始めとする商品が「周りのおば様達から預かった味」ということ。「元気もん」の場合、原型となる素材・味を預かり、それを無添加素材に変換して販売、「どぶろく饅頭」も同じ。「地域の味を伝承」している点に感服。「色々なお店を見てきたけど、こんなお店は初めて」と山下さん。お褒めいただいたと思い、今日も「愛顔の食卓」は営業です。

2016年9月25日日曜日

正論に負けない。

「美味しい」と「絶景」は、聞こえはよいですが「でも、高いんです。」「でも、遠いんです。」というのが一般的。その通り!「美味しくて安い」「絶景で近い」なんて、今更ないと思った方が時間を無駄にしないと思う一人。「美味しくて安い」を無理矢理しようなら、誰かに負担を強いるはずだし、「絶景で近い」なんて"近い"の概念を変えるしかない(笑)

きっと「一度」は経験するでしょう。でも二度、三度と「ファン化」させるのは至難の技。絶対値である「高い(≒価格」」、物理的な「距離」は変えられないから、視点を変えるしかないかと。価格に対しては「高い理由を物語(生産者など顔が見える)で紹介」と言われるし、距離に対しては「目的地までの道中も楽しめる工夫」が必要だったり。その昔、クロネコヤマトが「手ぶらでゴルフ」と称し道具一式を自宅↔︎ゴルフ場へ宅配し大成功したのは「ユーザーの悩みを解決した」から。

色々と考えると「一人には限界がある」と分かります。だから他の人を巻き込む「協働」が必要になります。先ずは考えたら話してみよう!行動して手応えを確かめよう。その時は「さも正論のように諭す助言者」には気をつけよう。考えが萎縮して思考が停止してしまうのはもったいない。市場を創ろう!

2016年9月24日土曜日

贈る便り。

「あらっ、ココはレストランじゃないのね?」と来店者。「スミマセン、ココは愛媛の逸品を集めたお店なんです」と私。
そうか!(愛顔の食卓という名前は飲食店に思われるのか!)と、気づいた瞬間。飲食店といえば、今は来客などで使っている奥でいづれ「飲食」します宣言!お店の品々が活用できる「メニュー」はなにか?乞うご期待!

お店の品揃えも一部変わりました。「たけのこの水煮」「梅サイダー」「種なし梅干し」などが新たに並び、一部の「みかんジュース」は品切れになりました。これが少量・少数生産の特徴です。これから秋本番を迎え、色々な作物が収穫され、できあがる加工食品が待ち遠しい!品切れになった「みかんジュース」も冬になれば「新作」がゾクゾクやってきます。

売上の40%をギフトが占めるようになりました。贈答、手土産、歳暮など色々なシーンに役立てていただき感謝です。先日は50名の方への手土産セットを依頼されましたし、24本のみかんジュースを贈答用にと依頼されました。私も福岡にいる姉家族へ詰合せを送りました。世の中には祝い事、季節の挨拶など「色々なシーン」があり「贈る便り」は成立すると実感しています。新しい価値を見いだせて嬉しい!

2016年9月22日木曜日

バランスについて。

空(理想)ばかり見ていたので足元(現実)も見ないとね。「雨降って地固まる」という言葉があるように雨にも何かの意味がある。順調な事業もあれば停滞している事業もある!
大切なのは「目の前の事象に一喜一憂しない」こと。なぜなら「それらの事象は過程の一つ・段階の一つにすぎない」から。事象の良し悪しが、結果や成果とイコールになるとは限らないので冷静に捉えることが大切。と、自分に言い聞かせる(笑)

「ホント、前向きよね・・・」と、杉浦副学長。と、そのように見せてる(見える)だけで裏では「こんな」「あんな」思いを吐露してます。聖人君子な振る舞いはできないし、慈悲もない。地べたを這う貞子のような生き方です。世界平和は難しいけど、半径3mは幸せにできると思う現実主義者です。

じゃあ、どうやって自分を保つかというと「表現する」ことで、私の場合は「書く」こと。日々を溜め込まず毎日書くことで発散する。以前は助成金・補助金を書くことで発散してたけど、それは卒業。最近、思春期真っ只中で成長のバランスを保つのが精一杯の末っ子が日記や絵を書き始めた。酸いも甘いも多いのが人生で、その経験が多いほど豊かな人と信じる。