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2016年9月9日金曜日

急がば回れ。

営業会議ではない作戦会議。「愛顔の食卓の売上向上は、いかにして実現できるか!」に対して当事者の私から「企業や団体へのギフトセットを売り込めば大口顧客を確保できるのでは?」に対し、ブブッー!と【ダメ出し】をいただく(笑)。
なぜなら「企業の場合、先ずお得意さんを優先するので、お得意さんを差し置いて、愛媛の逸品を選ぶことはない。しかし、法人ではなく個人(社員など)は買うでしょう」とのこと。真剣な議論が嬉しい!

では「どうやって売上を向上させるか?そのためには、愛顔の食卓を運営するココ大の強みは何かを考えましょう」とファシリテーターの前田教授。これまでの実績や蓄積してきたノウハウなどから考えると【やはり"授業"だよね】という結論になる。(んっ!?授業が売上向上に繋がる?)と思われる方もいると思いますが、「商品を活用した授業=愛顔の食卓版授業」を通し、商品価値や生産者の想いを届けることが、売上向上へ遠いように見えるが確実な近道と結論。

と、いうことで早速、生産者を交えた授業を始めます。9月25日(日)11:00から、あすもさん(宇和島市)を迎えて【あすもは元気もん】、13:30からオダメイドさん(内子町)を迎えて【オダメイドはオーダーメイド】授業です。これらの授業は「試食付き」で500円です。ご参加いただき、商品力向上にご協力ください。いただいた意見を基に実践!

2016年9月8日木曜日

みかんジュース営業開始!

昨日の愛媛県小田町から700km、午後7時の渋谷に到着。すごい人ごみで路地に入っても、小田町はもちろん松山よりも人も多いし店も多い(笑)。歌っている人、抱きあってる人、喫煙所でたむろしてる人、スマホ歩きしてる人、呼び込みしている人。人々が消耗を競い合ってる雰囲気に(居場所はココじゃないな)と思い宿へ急ぐ。

「温州みかんジュース」と「伊予柑ジュース」を持ってきました(重い!)。自分でできることから始めようと、みかんジュースに興味ある方へ渡しています。それで取引が始まるわけではないけど、驚いて欲しいんです。味の振れ幅が大きい温州みかんと伊予柑を選んだのはそのため。「砂糖入ってるんですか?」と尋ねられたけど「いいえ、全く入っていません!100%絞りです」とハッキリ言える心地よさ(笑)。

私はお酒が飲めないから、ストレートでゴクゴクいくけど「もったいないから、焼酎と割って飲みたいですね」「凍らせてみたい」などの意見をいただく。確かにね!夏は終わってしまったけど、この100%ジュースを凍らせてシャーベットやかき氷にしたらどうなるんだろう?シャリシャリに焼酎いれてチューハイにしたら美味しそう。一人、営業営業!

鍵は連携!

写真は渡部さん(地域おこし協力隊)から拝借!
4つの道の駅「小田の郷せせらぎ(内子町)」「森の三角ぼうし(鬼北町)」「よしうみいきいき館(今治市)」「天空の郷さんさん(久万高原町)」について一気に質問できる機会が貴重だった地域活動ステップアップ大作戦。
テーマの「人口交流と6次産業化」について、話題づくりや地域との連携は上々でも「滞留時間増は課題」だったりと、赤裸々な発言に感謝。課題を改善し道の駅が更に充実するには単体では難しいこともあるので「連携」は必須と感じたり。

60名以上の参加者の多くが興味を持ったのが「オダメイド」の取組。その立役者は納堂さん、地域おこし協力隊として約2年前に内子町へ赴任。廃墟同然だった倉庫を片付け「ビヤガーデン」をしたり、使われていなかった加工場を活用しアイスなどを作ったり。オダメイドアイスは人気で「愛顔の食卓」でも取扱わせていただき、先日、追加発注しました。

「道の駅として今後も注目したいモノは何ですか?」と参加者。「アイスです」と納堂さん。「うちもアイスです」と松本さん(森の三角ぼうし)。「鯛です」と白石さん(いきいき館)。「柚子です」と、福田さん。そして「みかんジュースです」と私。私は皆さんを引き立てる「大根のつま」役で登場でした。愛顔の食卓も道の駅との連携強化だ!

2016年9月7日水曜日

ターゲットは誰か?

「お宅らはJAの関係者じゃないんだ!」と来店者。えぇ、JAに友人はいますが、JA職員ではありません(笑)。スタッフからは「アイスクリームを買って休憩スペースで涼んで帰るお客様もいました」とあれば、「お迎え帰りの親子がアイスクリームを同じく休憩スペースでくつろぐこと既に複数回」と報告も受け、昨日は「今週末に友人7人が来松するので手土産を7セット作りたい」とありました。

ターゲットは誰か?この事業を始める際も設定しました。ただ、前回の経験から年齢や収入、家族構成など一般的な「ターゲット設定」ではなく、「手土産を欲しいと思う人の心理」「逸品が必要とされるシーン」「土産を持たせたいシーン」など、年齢ではなく「求められるシーン」を複数設定しています。たどり着いたのは「不易流行(変化しない本質的なものを忘れない中にも、新しく変化を重ねているものをも取り入れていくこと)」。

商品は毎月変わっていきますが、変わらないのは感謝の気持ちであったり、相手を想う気持ちであったりと。すると、ターゲットが異なるのだから従来のマーケティングとは異なるでしょう。全ては来店者とのささいな会話。「自分にご褒美」「これから友人宅へ」など、現場に求められるシーンは溢れている!

2016年9月6日火曜日

苦労話を教えてください。

「オープンまでの苦労話を教えてください」と記者さん。「3つありました。一つ目はオープン日が決まらなかったこと」。調査、解体、施工、内装、美装などの工期が長引き、開店1週間前でも工事中で、引渡しがオープン4日前、商品納入が3日前、レジ練習が2日前からと「薄氷を履むが如し」だったのは秘密です(笑)

「二つ目は商品がない!?と慌てたこと」。取り扱い商品は季節性が高く、少量少数な品のため「12月になったら商品が揃う」「春まで待って!」など、最初は思うように商品が集まりませんでしたが、現在35事業者が参加し、数者と取引準備中、いづれ50事業者まで増えそうです。

「三つ目はお金が回るのか?心配だったこと」。事務所移転、えひめリソースセンター移転、全面リフォーム敢行など、総力戦で挑んでいます。そして、融資まで受けようとしています。幸いなことに金融機関も全面的に応援してくださるとのことで助言を受けながら作戦を立てています。
また、苦労話ではないけど「一緒に働きたいスタッフが集まるかどうか?」という不安はありました。しかし、そんな心配をよそに良き縁がありました(3名のうち1名は約1年前に、もう1名は約3カ月前に愛媛県へ移住した方、面白い!)

2016年9月5日月曜日

スケールアップ、スケールアウト。

痛恨のミス!スタッフに指摘していたのに自分ができていなかった!謝ると「問題ありません、大丈夫ですよ」と返答、なんて優しいんだ。そして、印刷会社から届いた大型ポスターを見て愕然!印刷色が異なり慌てて問い合わせると印刷会社のミスと判明、ご対応いただき一件落着。毎日、色々なことが起きますが、「その時の対応」は人としての資質が反映されやすい。指摘だけだったら誰でも言える。

「スケールアップ」と「スケールアウト」。例えるなら私の体重増加はスケールアップ、ココ大のエッセンスが他に展開されるとスケールアウト(笑)。スケールアウトのように見えて実はスケールアップがフランチャイズ。「スケールアップ」も「スケールアウト」も上手にいけば素晴らしいけど、地域づくりは「スケールアウト」が求められている。

「愛知サマーサミナー」のエッセンスを「シブヤ大学」が発展させ、ノウハウ移転で札幌オオドオリ大学、京都カラスマ大学、福岡テンジン大学、琉球ニライ大学へと広がり、ココ大も参考(友人達ですが提携はありません。)にさせていただき、それを徳島眉山大学が展開している。スケールアウトのポイントは「コピーではなく、地域密着のオリジナリティ」。コピーでは失敗します。

2016年9月4日日曜日

最も理解できない人。

仕事柄、色々な人にお会いしてきましたが「今までで最も理解できない人」かもしれない(失礼な表現でスミマセン!)ので書く。秋田県出身、20年間カンザスシティで暮らし、愛媛に来る前は横浜で暮らし、四国遍路を4回(うち一回は逆打ち)し、その逆打ちの時に築100年以上の古民家と出会い購入→蔵や土地など1500坪。放置され荒れた土地を一人で開墾。

古民家は「回り廊下」「いろり」のある純日本家屋。畳や床も全てリフォーム、大工らが入るも自らもコツコツと作業し4年。古民家と"繋げた"隣の蔵は洋風で壁のモノクロ調は自ら脚立に乗ったりして塗る。洋風となった蔵の調度品は「見ただけで品の良い」とわかる椅子、テーブル、絨毯、暖炉、絵画など。そして壁に備わった本棚には「芸術と人生(武者小路実篤著)」「ロココからキュビズム」「ドイツ表現主義の芸術」などが並ぶ。出されたコーヒーは明らかに上物の味!

某リフォーム番組も真っ青!で7500JPY/人から宿泊可能。「どれほどの費用を投入したんですか?」「結構つぎ込んだわね、あっはっは!」と女将さん。これほどの時間、お金、モノなどを投入しても金銭的回収は不可能と思える事業モデルに理解できず(笑)。「現状に至った経緯をどうお考えですか?」と私。「全てお大師様のお導きと考えてるの」と、60歳以上の女将さん。その場に居あわせた6人、むむっー!と強制納得(笑)。

2016年9月3日土曜日

郷土料理はハラル料理。

日本テレビと愛媛県とで撮影を控えるマレーシアのテレビドラマのロケハン。
フィルム・コミッションとして随行し情報交換する中でロケ地は概ねOK!になったけど、日本の撮影では気にしたことがなかった「食事、宗教」についてあーだこーだ。来日するマレーシアスタッフは「イスラム教」なので、食事は「ハラル料理」。

ロケ地周辺には「ハラル料理」を出す店はなく、悩みながら伯方島の「ファームインポーチュラカ」で西部さん手づくりの郷土料理をいただこうとしたら日テレスタッフが「これ!ハラル料理ですよ!」と叫ぶ。いぎす豆腐、酢大豆、ひじき、タコ飯、真鯛のカルパッチョ、ナスの煮物、糸瓜の酢物、味噌汁と地物いっぱい&健康的。これでコーヒー付で1000JPY。

正確にいうと写真の料理は「お酒、みりんなど」を使っているのでハラル料理ではありません。でもイスラム教を信仰する人は「肉は一切ダメだけど魚はOKの人もいる」とのことで「この料理をブラッシュアップしたらハラル料理ですよ」と思いもよらぬ展開。(もしかして、瀬戸内海の魚はハラル市場に売り込めるのか!?)と妄想。あっ!ダメダメ。今はロケハン中で撮影の成功に全力投球!

2016年9月2日金曜日

甘平の事実。

大三島で取材。「これらはどうしたんですか?」と写真の光景を尋ねる。「あぁ、コレは"甘平"です。甘平は皮が薄いのが特徴で、実が成長しようとすると皮が耐えきれず破れてしまうんですね。今年は雨が少ないから特に多いね」とのこと。甘平といえば愛媛県内でも1個700円程度で販売される高級柑橘、東京では1000円以上の味。

驚いていると「甘平の場合、一本の木から20%収穫できたらいいですよ」と更に驚愕の告白(表現を変えると80%がダメになる)。「だから高いんですね!」と納得したものの、次の疑問が湧く。「じゃあ、クイーンスプラッシュ(甘平の高級品=値段も甘平より高い)は、その2割の中から選ばれるということ!?」。「はい、そうです」。この事実を多くの人は知らないはず。

みかんの話。日本で最も出荷が多い果実は「みかん(782000t)*農林水産省平成26年産果樹生産出荷統計」です。愛媛県のみかんの総生産量は84919t(平成22年)、うち八幡浜がシェアNO1(42%)。柑橘まで含めると愛媛県は224000tで全国一。これを地域資源を言わず何を言う!という感じ。「えひめ南予通信大学」でも「みかん」は扱っていますし、次のプロジェクト開始!

2016年9月1日木曜日

コツコツ蓄積。

常設店なので写真の冷凍庫、冷蔵庫は購入しました(左のほわいとファームさんのは提供いただいています)。ちなみに写真の冷凍庫、冷蔵庫内だけで約30種類の商品が入っています。その他、レジや冷蔵庫、電子レンジなども購入しています。補助金を活用していますが、主体はココ大、責任もココ大。協力者として行政などがいるという構図です。「えっー!?自主事業で全部、自分たちで整えたんですか!」と驚く記者さんにレクチャー。

宇和島市の生産者・商品情報がやってくる。ドライフードの鯛雑炊や味噌汁。ブラッドオレンジのジュース、冷凍みかんなど。早速、問い合わせることに決定!特にドライフードは色々と可能性を感じさせる。未だ扱っていない商品に「缶詰」「レトルト食品」もあって、これらの商品が店頭に並ぶと店の魅力は更に増すと妄想。情報提供に感謝!

すると今度は商品提案の相談。詳細は省きますが「愛顔の食卓レーベル誕生か!」とこちらも妄想。お店には「気づきノート」というのがあり、来店者さんとのやりとり、仕草、感想、意見など気づいた些細なことを記録しています。前回も記録しましたが、コツコツと蓄積した内容がやがて大きな成果となり店の品質、商品力の向上に繋がるのは間違いなく新しい出会いに日々精進!

2016年8月31日水曜日

好きなことを仕事にしてません。

「好きなことの見識≠プロの見識」は違い、プロの見識は蓄積した経験に裏打ちされた「厚み」があります。
藤原さんは「りそな銀行」行員で「りそな総合研究所」のフェローとしてREENAL方式という手法で地域のやる気を引き出し成果をあげています。お金とコンサルのプロであり、初めてお会いした4年前に「(広げるだけでなく)蓄積した成果を活用しては?」という言葉にハッ!としました。

一方で勉強しても情報や経験を積んでも「厚みのない」コンサルもいます。起業のコンサルなら、自身に起業経験があった方がいいと思うし、事業コンサルなら事業マネジメントなどを経験した方がいいと思う。単に好きの延長にプロはないと思った場面に遭遇。正当な指摘だけして「やるかやらないかはアナタ次第」という勘違い半端コンサルは退場!

「好きなことを仕事にできていいですね!」と言われるけど、好きなことを仕事にしてません!「業務内容が好き」なんです。似て異なります。もともとフィルム・コミッションが好きではなくフィルム・コミッションが創出する価値が好き、ココ大が好きではなく、ココ大で取組める事柄が好き、愛顔の食卓が好きではなく、愛媛の魅力が結実した味が好きということ。

2016年8月30日火曜日

ONとOFF。

締切迫る案件を複数抱えていたので自宅作業で篭る。と、いっても50cm先には妻がいて朝6時から対面で互いに作業。
妻は自分の会社「Nourish Japan」の登記も完了し、経産省の創業補助金を活用し、愛媛の味をベトナムへ輸出準備中です。

作業に没頭していると補講や登校日で起きてくる長男と次男。準備を整え送り出し、また作業。すると「冷蔵庫から水が漏れてる!」という事態で電気屋さんへ連絡し、また作業に戻る。時々資料の作り方などを妻に伝えながら作業は継続。しばらくすると事務所から報告を受けて作業に戻る。
にわか雨に気づき、3種の案件にメドが着き、一休みと思ったら12時過ぎで長男が濡れて帰宅。昼食を軽く済ませ妻も私も作業に戻る。

その後も携帯やメール対応、飛込み営業への対応、電気屋さんによる冷蔵庫点検などを挟み作業は続く。時刻は17時過ぎ「夕飯の準備だね」と、妻と自転車でスーパーへ買い出しへ行く途中も互いの事業について意見交換。夕食での団らんを済ませた後も作業は続き21時に終了。12時間以上の作業でも積み残しアリ!「ONとOFF」が混ざる夫婦で経営者同士。これも自分で選んだ道!写真は集合写真前のOFF写真、こういう雰囲気が好き!

2016年8月29日月曜日

人を育てる。

「ココ大でのインターンシップがあったから就職できて、経験は今、活かされてます!」と、先日の対面授業で2年ぶりに再会した園部君が嬉しい言葉をかけてくれて思う所あり書く。

次世代を担う20代、30代を応援する理由は二つ。一つは「彼らにはロールモデルが必要だから」。彼らはNPO法人や地域づくり者ですが、給与は企業などと比べると低いです。しかし、そんな現状でも「稼げる(喰える)こと」を証明しなければ(結局NPO法人はダメだ・・)と思われるので、目標になるよう踏ん張ってます。

二つ目は「彼らにも次世代へバトンタッチして欲しいから」。私自身、60代の先輩達からバトンを受け継ぎました。なので、私から次世代へのバトンタッチは義務で、バトンを受けた彼らが次に渡すのは「我が子世代」になります。そうして環境は醸成されると願っています。SLDの山本さん、現在ココ大に籍を置く市川さんらが頑張ってくれないとね。

しかし、ルーク・スカイウォーカーがカイロ・レンの育成に失敗(スターウォーズの話です)したように、結果として失敗もあります。そんな時は相手を責めるのではなく、自分の力量が足りなかったと涙し、精進するしかありません(涙)

人それぞれに物語。

人それぞれに学びや旅の目的があり、さりげなく聞いてみる。「愛媛に移住して日が浅く愛媛を知りたい」「移住するかもしれず、愛媛を知りたくて」「愛媛在住だけど実は知らなくて」「南予を訪れたことがなくて」など。1泊2日の「日本一の宇和島真珠+ニホンカワウソ」は想定以上に密度の濃い内容で無事に終了。

1日目の夜、土居真珠から遊子の段畑を経由して、人口350人程度の蒋渕地区へ移動し、蒋渕の地域づくりに励む「こもねっとさん」の取組を伺い、その後は愛媛大学へ留学しているインドネシアからの学生らと混じり交流会。

2日目はニホンカワウソの故郷を訪ねに九島を自転車で一周(約10km)。途中、見学ポイントをボランティアガイドの宮内さんから教えていただき、笑ったり頷いたりのひと時。昼食は地域の方々に大切にされている「鯨大師堂」で。「実は私も15年前に九島に移住してきたの」とボランティアガイドの方。そして聞けば、1年前に県外から引っ越してきた夫婦がAirbnbを始め、外国人が素晴らしい景色を求め訪れているとのこと。人それぞれに物語あり!

2016年8月28日日曜日

日本一の真珠現場へ。

「愛顔の食卓」を任せ、「えひめ南予通信大学」の対面授業「日本一の宇和島真珠とニホンカワウソ」ヘ。今回も東京、神奈川、香川からの参加者、そして福岡からの移住者らと共に「土居真珠」さんを訪問。映像教材で学んだものの、目の前で学ぶことで「腑に落ちる感」を実感。「なぜ外套膜の端を切って核に巻くのか?」は必要だからと分かっても、実際は「端を切らずに外套膜を巻くと、端に含まれる色素が巻き色を濁らせるから」。詳しくは「えひめ南予通信大学」へ、無料公開です。

そしてお楽しみ!「アクセサリー製作体験」。ナント!予め真珠は用意されていなく、真珠が入っている「アコヤ貝」から選ぶ粋な計らない。MYアコヤ貝を選び、開けると輝く真珠が出てくる様に「ワッー!」と感動の参加者&私。MY真珠玉を手にし、磨いて磨いて自分用やプレゼン用にアクセサリーづくりに挑戦→完成。

「えひめ南予通信大学」では紹介していないTipsも土居さんから紹介。それは「品質の高い真珠、低い真珠の見分け方」「偽物との見分け方」など。真珠は「大きい」ほど価値は高いと思われがちですが、小さくても「巻き」「輝き」の方が勝ります。土居さんの明確で分かりやすい説明で、「日本一の真珠」について全て納得!

2016年8月27日土曜日

海外を見据える。

生産者でもないのに「農林水産業の輸出力強化戦略」説明会に出席するとは夢にも思いませんでした(笑)。愛顔の食卓では海外販路も見据えているので、お得な情報でもと軽い気持ちで参加したら1kg以上はある重たい資料をいただき、説明会開始。

根底は少子高齢化などで、国内市場での生産や販売がこの先も縮むと、生産者の収入は減り、担い手も育たない。それなら販路拡大を海外に見いだせないか?そのために国や県は積極的に支援を行う、というもの。総論は大賛成なんだけど各論になると疑問がでる。例えば船便の場合、コンテナ単位だから満載にしないと無駄が出るため、量と安定供給の担保が必要だし、少量なら航空便もあるけど、運賃が高いので販売価格が日本の4倍-5倍なる可能性がある。とても一生産者では手に負えない・・・。

生産者同士でアライアンス(協力体制)を組み、コンテナ満載とか、高額でも買ってくれるセレブに売るとか、色々とアイデアはあるけど、今ひとつ描けない自分の勉強不足を嘆く。終了後、愛顔の食卓に出品してくださっている生産者とバッタリ。「学長、驚きましたよ!本当に考えているんですね」「もちろんです!生産者の代弁者ですから」。

2016年8月26日金曜日

感謝感謝感謝!

初日は大勢の方に門出を祝っていただきました。「これが欲しかったの!」「大洲のアレを入荷してくれない?」「ジュースの飲み比べができるね」など、ご来店いただいた皆様、お花を寄せてくだった皆様、そして精算の練習に付き合ってくださった大家さん。ありがとうございました。
まだ至らぬ点も多く、今日から改善しますので、お付き合いください。
ちなみに私は「みかんジュース、カマンベールチーズ、アイスクリーム、トマトケチャップ(3300JPY)」を購入しました。

夕方の報道を観て訪れたという近所の方がいました。Facebookでは生産者から友達申請や新商品の取引相談などがありました。予想していない展開・広がりから愛顔の食卓は、単なる店ではなく商品や情報、人などが行き交う「ハブ機能を持った拠点」と確信しました。(情報収集、意見交換を求める人も多かった!)

今日はどう成長しよう!商品情報をもっと掲示しないといけないし、生産者の思いをもっと前面に紹介したいし、売切れ間近な品は発注だ!今日も商品は入荷します。「お茶」「みかんジュース」は試飲ができます。ギフト包装(練習中ですが)も各地への発送もできます。号砲が鳴ってまだトラックを走っている状態、本日も営業快調宣言!

2016年8月25日木曜日

スタートラインに立つ。

「NPO法人の70%は1000万円未満で活動している」と言われる一方で「NPO法人は次代の担い手」とも言われ、現実と期待が入り混じる昨今。(NPO法人だって稼げるし、雇用できることを証明しないと社会的信用は得られない)と、思いながらも(どうやって稼ぐか?)で悩み、受託体質の改善が求められていました。

最初は根拠なく「教室兼カフェ」でした。でも、ビジネススクールへ通うと「考えが甘い」ことに気づき、次は「旅行型体験授業」。好評でしたが「毎日1円稼ぐ」ではなかったのでキープ。その後も右往左往しながらたどり着いたのが「6次化産品」。最初こそ、ピンッ!ときませんでしたが、調べると「成長の余白、のり代」を感じたこと、「少数、少量、季節性変動では商売になりにくい」という忠告が「やる気」になりました(笑)

3ヶ月間のトライアルは好評で、(賭ける価値あり!)と勝負にでたら、一先ず女神は微笑んでくれました。妄想だった教室やカフェ、旅行型体験授業など、考えていたコト全てが先に見える「稼ぐ事業」として今日を迎えました。何もかも完璧でスタートじゃないけど、毎日1mm成長する意気込みで始まり!ここまで頑張ってくれたスタッフに感謝!号砲は11時。

2016年8月24日水曜日

おかしな3人。

いよココロザシ大学の新機軸「愛顔の食卓」は明日オープンとなりました。今日はご近所さんへ挨拶回り。3・Sunカンパ二—さんの「みかんジュース」とチラシを携え、一軒一軒伺うと「どんな大学か気になってたんよー」「セレクトショップなんですね!」「○○さん(大家さんのこと)、羨ましいわー」「花園町を賑やかにしてねー!」など、ウェルカム状態(笑)。
道路向かいの花屋さんやアイソウさんまで「買いにいきますね」とのこと。気になっていたんですね、ありがたいです。

で、何が滑稽かというと、挨拶した3人は全員が県外出身者(東京都、兵庫県、鹿児島県)、その3人が「愛媛の各地から生産者の顔が見える逸品を集めました。」と、愛媛の魅力を自分ごと化して伝えていることがおかしくて顔を見合わせて笑う。愛媛はそれだけ私たちを惹きつける魅力と可能性があるということ。

事務所に帰れば、松山市生まれ、伊予市生まれのスタッフが迎えいれてくれ、鬼北町や上島町、今治市などの生産者から電話がかかる。差し入れで愛南町の「藻塩まんじゅう」が届けば西条市から陣中見舞が届く。なんて素敵なことなんだ!こうなったら「未だ見ぬ愛媛の味」を全て集めたい!と思ったり。明日は静かにオープンし毎日成長してゆきます。

納品続々!

宇和島市、八幡浜市、大洲市、東温市、今治市、西条市、新居浜市、四国中央市などから次々と納品される商品に可能性を感じています。
写真は「興居島(松山市)」の「カネミ農園」さんが3種類のジュースを納品。「一先ず今シーズンはこれで一区切りなんです」と、カネミ農園さん。収穫量に左右される季節性の高い商品が多い「愛顔の食卓」です。最後は生産者さんにも広報にご協力いただくために撮影。撮影はmameこと、重岡さん。

店頭のショーウィンドウも完成しました。百貨店に勤めていた私の父親の影響か、ショーウィンドウには「良いイメージ」があり、活用しよう!と作戦会議。色々なアイデアが出ては沈む中で「誌面のようなデザイン、商品を並べ立体にし、行き交う人が立ち止まるポスターにしよう!」と決定。今後、定期的に更新していきます。

「これだけの商品を集めている所はないですね」と生産者さん。納品後に店内を見学するのですが、他の生産者さんの品が気になるのでしょう。商品を手にとってはラベルを確認したり、パッケージを見比べたり。生産者さんにとってもココは「拠点」になると確信!