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2017年5月3日水曜日

つれづれに。

先週の水曜日は大雨でした。なぜ覚えているかというと「撮影ができなかったから」。あれから1週間が経ったと思うと(この一週間に創出した価値は何だろう?)と悩むから深く考えるのはよそう(笑)。
写真はその撮影の一コマ、下灘駅での様子。昼間は人が多い無人駅もこの時間はゼロ。いるのは撮影スタッフと我々関係者だけ。最後のシーンをとって無事終了。

昨日も伺ったり、お越しいただいたりで3名の方と繋がる。組織で話すと「ゾウとアリ」のような格差(当然、ココ大はアリ)だけど、個人対個人だと年齢差はあるものの、対等に話せるからいい。共感いただいたり、初対面なのに「ぶっちゃけ」話がでたり、未来について語ったり。メールも電話も便利だけど100本のメール、10回の電話より、1回の意見交換だなと。

昨日の「四季録」の補足として、現在検討中の授業は、これまた新しい市民先生を迎えての企画。今年は私も10本の授業を企画する!としているので、これで5本目。どうしても「食系」の授業が多くなる中で「サブカル系」「創造系」の授業を欲している自分に気づく。目下は6月2日の【ラーニングBar】に全力注入!

2017年4月26日水曜日

魅力を体験(補足)

「地域の魅力には有形・無形があり、足元に埋もれていることも分かった。建造物や風景とも分かった。でも全ての建造物や風景が魅力とは限らないだろ?どうやって見分けたらいいのか?」という質問。その通りで全てが魅力的ではなく、「分かれ目」は何か?と考えると【物語】というキーワードが出てくる。

【物語】は建造物や風景などを見た時に「心が動く(情景)か?」ということ。時代や時間、営みや様子などが想像できたら魅力だと思う。誰でにもできる「想像・妄想」の世界でこれが面白い!で、この想像や妄想の「感度」を上げるに必要な「感性」をどう磨くかがポイント。どうすれば感性を磨けばいいのか?教科書や職場では教えてくれなかった(笑)

まずは「量」から始める。海山街島川里などたくさん見るのが基本になる。そして見たモノ全てに「自分の感想を持つ」。地域の魅力に良し悪しはなく正解不正解もない世界だから自分の意見が大切になる。次は「人と交わること」、直接的・間接的でも人と交わり、話を聞くことは大切。すると自分の考えと相手の考えが同じだったり、異なったりして印象に残る。積み重ねていけば自分だけの「地域データベース」が完成。特別なことは何もなく、誰にでもできる。

2017年4月19日水曜日

FCの課題(補足)。

「●●さんが、四季録を楽しみにしてるって」と周りから届く。文章力向上と情報発信を目的に始めた執筆が恥ずかしいやら嬉しいやら。昨日の四季録の補足として映画一本が地域で撮影されると約1000万円の消費が起こると書きましたが、私の給料は当時250万円程度でしたから約4倍のコストパフォーマンスを発揮していました。なので映画2本で8倍と、すごい効果が期待できました。撮影がアウトプットなら、4倍はアウトカム。

フィルム・コミッション(FC)の核となる人物を「フィルム・コミッショナー」といいますが、このフィルム・コミッショナーは県庁や市役所、観光協会、商工会議所、NPOなどの組織に属しています。そもそもFCの設立母体がそれらの組織・団体だからですが、時々相談を受けるのが「どうしたらFCに就職できますか?」「フィルム・コミッショナーになれますか?」という内容。

FCへの就職はFCが属している組織・団体の職員になることが近道です。ただ「FC募集」という求人はあまり見たことがないのでお近くのFCに相談するのがいいでしょう。フィルム・コミッショナーには誰でもなれます。海外や日本で研修を受ければOK。そういえば県庁時代に「フィルム・コミッションに憧れて入庁しました」と観光課へ配属された職員がいたな、彼はどうしているかな。写真は名残惜しいお堀の桜。

2017年4月12日水曜日

撮影誘致の裏側で(補足)

地方のフツー(茶畑の眼下に桜、下には川)
「フィルム・コミッションと、いよココロザシ大学の繋がりが明確に分かりましたよ!」と愛媛新聞四季録デスク。自分では全て一直線上に見えているのですが、断片的に見る人からすれば(映画?市民大学?何の繋がり?)と思われるでしょう。水曜日ですから昨日、愛媛新聞四季録に掲載された「撮影誘致の裏側」の補足です。

「フツーなんですよね」と制作者。その表現では掴めないので尋問(笑)すると「こじんまり」「シンプル(質素、無機質)」「生活感漂う」など、イメージを具体化させ撮影候補地を浮かび上がらせるのは経験がものをいいます。ただ問題なのは制作者がOK!と言っても決定権はなく(推薦、進言はしてくれる)、最終的に決めるのは作品の品質に責任を持つ監督です。まぁ、これがドンピシャ!の時もあればガタガタの時もある(涙)

実は今、撮影準備の真っ最中で、多くの方にご協力いただいています。注視しないと愛媛での撮影とは分からないかもしれない、それが「フツー」です(フツーで主張は難しい!)。時間は5分かもしれないし1分かもしれない。FCって派手で賑やかに見えますが、それは俳優や映画会社の演出であって、地域では地味にコツコツ、知られずに動いています。あっ、でも嫌じゃなくて(うししっ、自分しか知らない)とほくそ笑んでますが。

2017年4月5日水曜日

四季録補完1

昨日掲載された「愛媛新聞四季録」への感想をありがとうございます。「(愛媛に来た背景を)知らなくて知ることができた」的な感想が多かったです。せっかくの機会なので紙面と連動させた方が面白いかな?と思い補足的に綴ります(新聞では字数的に限りがあるのでサラリと書いていますが、実際は山あり谷ありでした←当然)。

フィルム・コミッションだ!と、勢いでコンサル会社を辞めたものの「次の一手」が打てず(できることは・・)と考え、勝手に「フィルム・コミッションの未来」的な企画書を書き、FC研究会(当時は国土交通省が関与していた)へ無謀にも送りつけ、結果それが「始まり」になるのだから感慨深い。推測だけど目に止まったのは「FCは行政と市民参画で行うべき」と今でいう「協働」の視点で書いたからと思ったり。

しかし、愛媛県とはまだ繋がらず、これまた(今、できることは・・)と考えると、アジア圏でFCの先進地だった韓国の「釜山FC」へ取材に行ったり、ワシントンD.Cへファンダメンタルズという世界各地のFCが集まる講習会に参加したりと、思いつくこと全てしたような・・・。で、D.C.から帰って数日後に「同時多発テロ」がおき、D.C.も被害を受けてビックリしたのを覚えている。