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2024年4月22日月曜日

実家あるある。


誕生日を迎えた父を訪ねようと連絡すると「秘密兵器があるんだよ!」と電話口で教えてくれる。どうやらテレビのショップチャンネルで購入した「電子レンジ用調理器」のようで「アサリの酒蒸しを作るよ!」、その他に「サラダ」なども用意してくれるとのこと。84歳、元気です。

妻と長女で訪れる実家は“THE 昭和な佇まい(純和風でもなくデザイナーズハウスでもない和洋折衷の建物)”、食器棚を見ると(メルカリなどで絶対に売れる!)と思わせるハート柄が印字されたグラスやメロンソーダが似合うエンボス状の長細いグラスなどは何十年も動かした形跡なし(笑)。

家族団欒でのランチ。普段は一人だから話し相手がいない父親の話し相手になってくれる妻や長女に感謝。そこへ、“噂”の
電子レンジ用調理器を使ったアサリの酒蒸しが登場。他にも畑いじりが趣味の父による筍の煮物や春菊のおひたしなども並び、(この時を相当楽しみにしていたんだな・・・)と思わせる振る舞い。

「実家にはモノが多い。」は定説だけど、50年以上も経てば、そりゃ色々(特に海外の貝類、木彫の置物、民藝品、食器、洋酒瓶など)と溜まるよなという感じ。(どこから来たの?)と思う不思議なモノも多い。
私のスターウォーズ収集癖も親からのDNAと納得する。

スイーツを食べてお祝いし、妻と長女を残して、私は一足早く出て羽田空港へ出発。
色々と考えさせられる、そんなお年頃。

マニラ食堂を横目に。


5時起床、高尾山へ登った時と同じルーティンを済まして8:30に出発。今回は小田急多摩センターから新松田駅で下車して、御殿場線松田駅まで50mほど歩くのだけど、情報量が多いといつも思いパチリ。特に「マニラ食堂」の、中華であり和食ってどういうこと?
松田駅から駿河小山駅までは15分ほど、そして駅を降りたら路線バスに乗り25分ほど揺られて富士霊園到着。ドア to ドアで片道約3時間の距離。

週末だったこと、行楽日和だったこともあり駿河小山駅までは登山客などで満員。
でも駿河小山駅で降りた人は10名ほどで路線バスに乗った人は全員が富士霊園へ。バスは金太郎が暮らした足柄山の麓を走り、富士スピードウェイの隣が富士霊園。

本建物でお墓に供える花束を選ぶ。色々な種類の花束の中から黄色とピンクの色だけで選ぶ。そして霊園内の巡回バスへ向かう、乗り込んだのは私を含めて3人。
ものすごく広い敷地内を走り、“あじさい”で下車。私だけ。

花束と桶に水、ひしゃくを持って母方の祖母が眠るお墓へ、一年ぶりの再会。花を供えて積もる話を報告して、「また来ます。」と伝えるまで所要時間は30分ほど。

帰りは富士山を眺めながら歩いて本建物へ。行きと同じく、また路線バスに乗り駿河小山駅から御殿場線で松田駅下車、また「マニラ食堂」見ながら小田急線新松田駅から新百合ヶ丘を経由して小田急多摩センターへ。

往復6時間に(遠い・・・)と思うも、訪れたいと思わせるのは何だろう?と。

2024年4月16日火曜日

親は。


「やっぱり、これまで親に言ってたコト、してもらったコトを考えると就職先は親の希望も叶えないとな・・・という感じですね。」と突然のスタート。
県外での就職が決まっていたものの、親のコトを考えて内定を蹴って県内での就職に変更した学生を思い出す。

「自分はどうしたいの?」「まぁ、色々あるんですけど、やっぱり、これまで親にしてもらっていたコトと違う(選択をする)と親も可哀想でしょう。」「そうなんだ・・・。」と、なぜ私に相談のような意見なのか?後押しなのか?何を求めているだろう?とよぎる。

「でもさ、本人が最も進みたい道に進んでくれるのが、親にとっても一番嬉しいと思うよ。」と返す。
(これまでの恩義に報いるために、自分が我慢するなんて、もったいない!いつの時代?)は声に出せなかった心の声。

多くの親は我が子へ、これまでに注いだリソースに見返りを求めていない。
平たく言えば一緒に夢を見させてもらえる“投資”で、それだけで十分な価値(対価)があると思うのは変な考えかな?お釣りが出るくらい。

どうしても親の気持ちに応えたいなら、我慢しなくても最初は親も安心する職業へ経験を積むために就職し、その後キャリアップに自分を叶える職業へ転職するのもアリ。

我が子の心身が充実していたら、何をしてようが親は嬉しいはず。
これは私の職業を長年、理解できていなかった両親からポロリと出た言葉で得た心境。

2024年3月21日木曜日

春のお彼岸。


父方の叔母(父の妹)が亡くなり2年。生前は、わざわざ松山にも寄ってくれた叔母家族。
叔母と叔父の一人息子は私より一つ年上で、家も比較的近いということから幼少期は遊んだ記憶があるけど、彼はその後、スイスへ渡り、30年以上スイス暮らし(現在も)。

帰省していた彼の企画で食事会をしようと、私の実家に集合となる。実は私の父(84歳)と叔母の夫(85歳)、父の兄(86歳)は仲良し80代ブラザーズ。と書いた昨年末。
三人合わせて250歳超、「今度、旅行に行くんだ!」と元気もいい。
だけど普段は叔父も父も一人生活。鉄板焼きを囲みながらワイワイできて親孝行のつもり。

デザート時間になり、彼が冷蔵庫から出してきたのはボウルいっぱいに入った「自家製ティラミス with スマイル」。(あれ?職業はパティシエじゃないけど・・・)となるも料理好きな彼。
足りない材料は代替え(チーズの一部をヨーグルト、リンゴのコンポートなど)で補い、メチャおいしいティラミスをいただき、聞けばスイスでも日本食を作っているとのこと。

イースターも近いから、卵型のチョコやチーズのお土産もいただき、彼と初めて会った長女も大喜び。

これまで私の従兄弟に会う機会がなかった長女、「突然、スイスに叔父さんができた!」と笑う。
叔母が繋げてくれた、一風変わった春のお彼岸ということで。

2024年3月3日日曜日

どこで暮らして何をして生きようが。


卒業式の報告が大量に表示されたのは私たち世代が“そんな”年頃な子供を抱えている親で納得。
おめでとうございます!前途が拓かれていますように。ホント、子供は未来。

だけど、我が子たちの卒業式(高校も大学も)には全くご縁ナシ。
かろうじて中学校の記憶まで。長女はニュージーランドの高校で卒業、長男もシアトルの学校で卒業、末っ子はN高で東京で卒業式をしたのかな?誰の卒業式にも出席してない。
ちなみに入学式もない。

私自身も大学は中退してるから卒業に縁ナシ、妻は松山とニューヨークの大学を卒業。
ごく一般的なモノサシでは測れない我が家、今後、学びたい時に大学へ進学もアリと思うから、オルタナティブなモノサシを持つ家族ということで。

目下、自分と対話中の末っ子くん。高校卒業から2年が経ち、大学進学へのイメージがなく、見聞を広げたいとメルボルンに行き、現在はロンドン。

思い返せば、私も日芸を落ちて浪人のイメージが湧かず、親の提案もあり、アメリカへ行ったことが“今に繋がってる”と思うと、末っ子くんの気持ちも少しは理解できたり。

三人とも愛媛で生まれ育ったというアイデンティティさえ大切にしてもらえれば、どこで暮らそうが何をして生きようが無問題。
写真は現在、ロンドン滞在の妻から。親も自由に生きているのだから。

2024年2月25日日曜日

重なる親心。


トビタテ!留学JAPAN
を見ると、2018年度まで右肩あがりで、短期長期単位などを問わず海外へ留学した大学生は115,146人。2019年度は少し減り107,346人。
それが2020年度は98%減の1,487人になり、2021年度は10,999人に。コロナ禍だったので仕方がない話。

10,999人の留学先1位はアメリカ、2位は韓国、3位はカナダ、4位は英国、フランス、ドイツ・・・と続く。
留学の目的は人それぞれだけど、「留学は就活にとってマイナス評価にならない」と答えた企業は73.1%、って当たり前だろ!何がマイナス評価になるんだ!と声を大にして言いたい!
そもそも留学生と接する企業の人事担当者自身が留学してるよね?と、ブツブツ独り言。

妻が英国へ研修に行く学生21名の安全と実り多い機会になるよう「てづくりお守り」を作ったとのこと(妻も一緒に随行するけど)。

実は学生は私たちの子供と同世代(同い年の子も)。我が子を研修に出す保護者の気持ちも想像がつく。
事件や事故、その他心配したらキリがないし、行かせない理由もズラリと並べられるけど、学生達自身の「生きる力」を養えるのは保証できる。

そんな我が家の末っ子くんも今はロンドン滞在中。英国で学びたいコトが見つかったようで大学入学準備中。
親ができるコトの一つは見守って応援すること。

2024年1月10日水曜日

おいしい国際交流。


正月の高齢親見守りで実家へ。「初詣に行こう!」となり、高幡不動尊、大國魂神社などこの辺りでは大きな神社へ行くかと思ったら近所の八幡宮で、夏祭りで境内に多くの屋台が並び、お小遣いを握りしめて射的や駄菓子などをしてた記憶が蘇る。
そして(あれ、境内ってこんなに狭かったっけ?)と、“幼少期の記憶あるある”。

最寄駅前の通りではマーケットが開かれ数多くの店が軒を連ねていたので、ブラブラするとシリア料理の「フムス(ひよこ豆を茹でて潰してペースト状にし、ごまペースト、潰しニンニク、レモン汁、塩、オリーブオイルなどで味を整えた中東料理)」を見つける。懐かしい。

先客がいたので待っていると「サーレップ」という木の根の粉末を牛乳で溶かした温かい飲み物(にシナモンを振りかけたもの)を店主がサービスしてくれる。
初めての味に感激すると喜んでくれるシリア人店主夫婦。

旦那がフムスを盛ってくれている間、奥さんはフライパンではピタパンを焼いてくれて「写真を撮ってもいい?」と尋ねると、見栄え良い角度に合わせてくれる。
こういう異国との偶然の出会い、かつ即興でノリのいい場面って好き。

“媚びてない味”は異国情緒たっぷりで、突然の美味しい国際交流。
あぁ「旅に出たい症候群」がムズムズうづく。

2024年1月3日水曜日

どう生きるか。


現在、ロンドン暮らしの
末っ子くん。「この先どうする?」的な話を末っ子くん、妻(東京)と私(愛媛)を結びZoom家族会議(オンラインで気軽に顔を見ながら話せるなんて時代の進化に万歳!)。

末っ子くんは小さい頃から「人の生きる道」に興味があり、また「言語」にも興味あるようで、妻も私も「学びたいコトはどういう分野になるんだろう?」と三人であーだこーだ。*プレゼンとか話し方などではない。

すると妻が「地震!?」と言い出して、観葉植物の葉がユラユラ揺れるのがPC画面の向こうでも確認できた。。南海トラフ地震を否応なく想像してしまう・・・。

ロンドンで暮らすうちに学ぶ意識や姿勢に変化が現れ、意欲に変わった末っ子くん。
「先天的(持って生まれた資質)、後天的(育った環境などで備わった見識)で才能は変わるか?」「どうして“今”が大切なのか?」など“答えのない話”にも自分の意見をもっていて、頼もしさ&成長を感じたり。

留学について意見を求められる時は、「海外生活は本人も気づかない変化が起こるので検討に値します。」と伝えていて、子どもを100%知りたい、把握したい親もいるけど、知る必要はない。が持論。
遠く離れたら親だって知る由もない。

気づかない変化とは、異文化に揉まれ、自己矛盾を起こし、自分と対話(内省)できたら意識が変わり、行動も知らないうちに変わるという意味。

2024年1月1日月曜日

2023年の書き納め。


2023年が数分前に終わる。ココ大目線自分目線で振り返ったけど、そもそも振り返れたのはモノゴトがあったからで、ココ大や私に直接・間接でも関わった人のおかげで“今”が存在しているから大感謝しかない。
この場を借りて、ありがとうございます!

ココ大はコロナ禍で業態変更からココ大付属学園が誕生する。すると接点が少なかった小学生、大学生、シニアの方々のほか、児童館や保護者とも濃い関係性が築け、新しいスタッフとも出会え、全方位で良き方向へ向かっていて、関わってくださっている方々に大感謝!
実はココ大付属学園は設立時から構想してたから、結果的に描いた通りに進んでる。

ジャパンFCの理事長就任後、コロナ禍に陥り、撮影業界は撮影ができず激震で非常事態に。
各地のFCも前代未聞の事態に対応法が分からず、ジャパンFCが頼られた3年間。超優秀な事務局の立ち振る舞いで難局を乗り越える。
その結果、全国各地のFCや関係省庁、関係団体とこれまで以上に強いネットワークが組めた実感。
全国のフィルム・コミッション仲間に大感謝!

親に感謝。18歳で家を出て以来、親と一緒に過ごしたのは数えるほどしかなく、会うたびに小さくなり介護が必要になったり。親孝行ができてないけど、元気に産み育ててくれた両親には感謝しかない。

また、自由気ままに暮らせているのは理解と応援がある家族のおかげだし、自分たちが自由なのは親の理解であり、そんな環境を今度は子ども達へと、妻や子ども達に大感謝。

2023年12月31日日曜日

特に濃かった2023年。


個人の2023年を振り返ると特に濃かった三選。

【国内外の美術館・博物館を堪能】
趣味の美術館めぐりに勢いがついた2023年。
「渋谷ヒカリエホール」「金沢21世紀美術館」「ところミュージアム大三島」「伊東豊建築ミュージアム」「岩田健母と子のミュージアム」「京セラ美術館」「JPタワー学術文化総合ミュージアム」など。

スペイン、イタリア、オーストリアでは20カ所以上の美術館・博物館などを堪能。
心のビタミンが溢れた一年。

【ローマで巻き込まれたストライキ】
一生、語れるハプニングというかエピソード。
詳細は7月14日に書いた生々しい日記にあるけど、そんな体験が悟りの境地となったのは7月18日のこと。その前に不思議なコトも起きたっけ。

海外旅では必ずハプニングがあり、その度に自分が試される。その瞬間はハラハラするけど、乗り越えるとタフになる。
ブレンデッドトラベルは自分のQOLをあげるのにピッタリだった件。

【それぞれがそれぞれにそれぞれの場所で】
私の単身生活も3年。
相変わらず「冷蔵庫ナシ、TVナシ、電子レンジ・トースターナシ、運転免許証ナシなど」をネタにしてるけど、すっかり慣れて不便ナシ。目指せ!シンプル生活。

妻も我が子もそれぞれがそれぞれの場所で頑張っていて、アドベンチャーファミリーを標榜する我が家らしい一年だった。
2024年は、どうなるか分からないのもアドベンチャーファミリーならでは。

2023年12月16日土曜日

年末Todo。


「クリスマスに一人は寂しいから、クリスマスツリーを買ったんだよ。」「えっ!クリスマスツリー?」とビックリな私、妻、娘。「大きいのが欲しくて180cmの品をamazonで買ったよ。」「えっ!アマゾンで買ったの!?」とさらに驚く私、妻、娘。
(amazonで買えるほどのネットショッピングの知識があったっけ?)と、思いながらも父の行動力に賛辞。

「いや、amazonで買ったんだけど、買い方が分からなくて、セブンイレブンに行って買い方を教えてもらったんだよ。」「えっ!?なにそれ。」となる。

詳細を聞くと、セブンイレブンで店員さんにamazonのクリスマスツリー画像を見せて、買い方の操作法を教えてもらい、PayPayで支払ったとのこと。
でも、このままではセブンイレブンの店員さんは教えただけ・・。
「ちゃんと、セブンイレブンでも買い物をしたよ。お礼だよ。」とのこと。そうだよね。

気になってた年末Todoの一つ目「高齢親」に会うのはコンプリート。
先日は83歳の父、84歳の叔父、86歳の叔父の80代ブラザーズ3人で日帰りバス旅行にも行ったとのことで、一安心。私たちの30年後も、こんなに元気なのかなと・・・。
そして、年末Todoの二つ目「(祖父、祖母、曽祖父が眠る)お墓参り」へ。

2023年12月3日日曜日

ギブギブギブギブ。


百人一首「天の原、ふりさけ見れば春日なる三笠の山にいでし月かも/阿倍仲麻呂」ではないけれど、松山の空、東京
の空、ロンドンの空、フィレンツェの空を見たら、繋がっているのに、それぞれに異なり、を思い出した句。
ちなみに、現代語訳は天を仰いではるか遠くを眺めれば、月が昇っている。あの月は奈良の春日にある、三笠山に昇っていたのと同じ月なのだなぁ。」

「行きたい↔︎行かせたい」「学びたい↔︎学ばせたい」などが合致したなら、どうにかして実現させたいと思うのが親心。
子育てや進路相談は、自分たちがとってきた行動でしかアドバイスできないし、かつ正解や不正解がないからリアルに伝えるだけ。
特に留学に関しては私たち夫婦も“当事者”だったので親になって分かった気持ちなど多々。

親としては「損得なし」で、行かせたから〇〇、施したから〇〇などのギブ&テイク(見返り)はナシ。
ギブ
ギブギブギブ・・・となるけど、それは親だから出来るコトと思うと、応援できることが幸せという境地か?
「一生懸命や楽しく過ごしている姿を示すこと」は、保護者に限らず大人としても子ども達へ示す姿勢と思う。

2023年12月1日金曜日

出会って30年。


12月1日は妻の誕生日。
一期一会の方、メディアの取材、そして授業参加者らと会話が進むと「出身はどちらですか?→東京です。→移住ですか?転勤ですか?→移住者です。→どうして愛媛へ?→妻の故郷です。→奥様は?→大学の先生です。→どちらの大学ですか?→創価大学と愛媛大学です。→何を教えてるのですか?→心理学の博士で経営学部で教えています。→愛媛にお暮らしなんですか?→いいえ、妻や子ども達は東京です。→と、言うと?→私は単身で松山に暮らしています。」となる。

色々と面白がっていただき感謝しかないけど、私から見ると妻の方がユニークで起業もしている。先日もマレーシア出張で実りが多かったそうで、他にも学会などでイタリアやイギリスなど世界を駆けている。
「朝、コーヒー飲みながら哲学や幸福論について話すこともあります。」と、言うと驚かれるけど、最初からそんなわけではなく・・・。

ほんと、全ては「ニューヨークしゃぶ辰(あんなこんなそんな)」の出会いから。金欠男子が賄いと稼ぎ目的で深夜シフトに応募した時に、受付として既にいた女子が妻。

お互いに今の姿を当時は1ミクロンも想像できず、出会って30年。周りに助けてもらいながらの30年でもあって、振り返るとアドベンチャー。

2023年10月30日月曜日

問いのような存在。


貧弱な食生活を心配して義兄夫婦、義母が食事に誘ってくれる。そして、とっくに過ぎた誕生日の祝いにケーキまで用意してくれ、姪っ子たちも祝ってくれる。単身生活者は自分を祝ったりしないので大感謝。
ケーキはハロウィーン仕様だったけど、どれも繊細なデザインでビックリ。そして美味しい。

そんな姪っ子たちは学校でもハロウィーンの格好?をするそうで悩んでいたので「登校時から顔に血のりメイクをして行ったら?」とアドバイスしたら却下だった・・・。掴みは重視と思ったけど。

12年前の今日もハロウィーンを話題に書いていて、自身も楽しむニューヨーカー達に刺激をうけてた。30年前は私も妻も仮装(私は尻だしカウボーイ、妻は“時計じかけのオレンジ”アレックス)して「しゃぶ辰NY」で働いていたっけ。

姪っ子たちから見れば、私はナント不思議な大人なんだろう?と。彼女達は私が「インチキ先生」とも知っていて、お父さんともお母さんともお婆ちゃんとも違う異質な存在。
「本当に働いてんの?」と言われたこともあるし、理解不能な分類できない問いのような存在であり続けようと。

2023年10月27日金曜日

旅立ちの朝。


音楽が好きな末っ子くん、これまでにも「あんなこんなそんなどんな」で何度も登場していて、読み返すだけで成長著しい。
お姉ちゃん、お兄ちゃんが高校から海外で学ぶ姿を見て自身はN高へ進学、卒業後は音楽とカフェの街、メルボルンへ。
英会話を習得して帰国、日本の大学に進学しようと検討したものの、学び熱は日本ではなく海外に向いていた。

「イギリスに行きたい。」と相談されて、行きたい理由を文面化してほしいと父。そこには末っ子君なりに考えた想いがあり、実現に父と母の奔走が始まり、出発の朝を迎える。
「円安だから控えたら」とか「治安が心配だから」とか色々な意見があるけど、「本人が行きたいと言ってるのだから、今でしょ?」に辿り着きたい。
ほんと、何度も書くけど「いつかは来ない!」と自分に言い聞かせているので我が子も同じ。

半年間の予定だけど、働けて暮らせるなら(ビザなどの関係もあるけど)そのまま滞在もアリと思っていて、我が家はアドベンチャーファミリーだから、どこで暮らしても良いと思う。
とはいえ、自分たちだけで事は成せるわけもなく、今回は私たち夫婦の結婚式にも来てくれたロンドン在住の友人のフォローがあってこそ。
「合流したよ!」と早速の連絡に感謝。子どもたちの夢に便乗!

2023年10月22日日曜日

2196ページ。


先日迎えた誕生日を家族が祝ってくれる。松山で迎えた当日は何にもせずに過ぎ去ったから思わぬハプニング。
来週に末っ子くんはイギリスへ旅立つし、長女も海外で学びたいと計画中、長男くんは2週間で仕上げたという習作を披露。「いっそのこと、海外で暮らしたら?」と極端な意見の私。「それもアリだよね。」とまんざらでもないようで、親の野望である「海外転々生活」は実現するのか!?

家族が一緒に過ごせる時間は“本当に”限られているので、どれだけ密に過ごすかは大切。密に過ごせば思い出は増えるけど、問題は“忘れてしまう”こと。
残念ながら人の記憶は時間の経過と共に薄らいでいく(だけど、忘れることで次から次へと情報を入れられるという利点もある。)

とはいえ、記憶を留める手段は何かないか?と20年前からコツコツと作り続けてきた「家族のアルバム」が先日の制作分で61冊目(2196ページ)になった。
見返すと一気に当時に記憶が戻るから不思議、普段は全く思い出さないコトが蘇り、共有した体験話でワイワイとなる。年月が経つほど愛おしくなるのが記憶、制作は時間を要するから楽ではないけど、時を経るとその価値はプライスレス。
ちなみに20年以上使用しているのはPhotobackというウェブサービス。

2023年10月18日水曜日

沁みる秋。


これまで「人生フルーツ(2016)」「ふたりの桃源郷(2016)」「ぼけますから、よろしくお願いします。(2018)」のドキュメンタリーを見ていて、「ぼけますから、よろしくお願いします。」には「ぼけますから、よろしくお願いします。〜おかえりお母さん〜(2022)」と言う続編があったのね!
NETFLIXで見つけて鑑賞して泣く。私の両親も程度の違いはあるけれど、父は一人暮らしだ。

老老介護。劇中では100歳間近のお父さんがお母さんの退院を迎え入れるために、筋トレをするシーンがあるけど、あそこまで相手を想えるってスゴい(それはお母さんがボケるまで、家事一切はお母さん任せで、お父さんは一切関与せず、新聞を読むかコーヒーを飲む程度の“何もしない男性”という描写だったせいもある)
お母さんがボケてからのお父さんの奮闘(病院まで片道1時間歩くなど)は、ほんとスゴい。

築50年以上の家で忙しく動いている80代の父(LINEも始めた)。だけど「もうゴルフはやめた。畑も来年で終わりかな」とのこと。車の免許も手放したいそうだけど、まだのよう。
色々と話さないといけないこともあり、過ごした1時間。
「お前は自由に生きなさい。」と父、このまま行かせてもらいます。

2023年9月25日月曜日

応援団長として。


私も妻も海外へ学びに行けたのは両親のおかげ。我が子の海外へ行きたい!を叶えてくれたから今がある。私も妻も互いに知らない者同士が、時期や場所、タイミングなど色々な要素が絶妙に重なり偶然の出会いをして、3人の子どもを授かる。

オーストラリアから帰国したばかりの末っ子くん、話を聞くと改めて学びたい!があるようで再度、海外へ行かせてほしいとのこと。既に彼なりに調べていて「やりたいコト」があるのは素晴らしい!となる。

長女もニュージーランドから帰国して数年、将来について聞くと、彼女も海外で学びたい意欲があり、彼女なりに学べる学校などを調べて明文化してくれる。意欲があるって素晴らしい!となる。

「この親にして、この子あり」は的確な表現で、アドベンチャーファミリーの我が家らしく、己の道を自ら拓こうとする我が子達。
子育ても一段落して、自分たちの老後を考えるお年頃と思っていたけど、神様は落ち着かせてくれない(笑)

そして画家を目指す長男くんはフィレンツェ3年目。「最終年だから頑張るよ!」とメッセージが届く。応援団長として夕陽と対話する。

2023年9月17日日曜日

27年目に。


家族で毎年祝う記念日といえば、それぞれの誕生日、ココ大開校日、妻の会社の設立日、そして結婚記念日。年に8回あるのか!
とはいえ、毎年“うっかり”忘れてしまうのが結婚記念日。でも今年はしっかりと覚えてた(のは先日、家族と話題になったから)。結婚記念日について書いたのは8年前!「27年目に入ったね」と妻。その前に3年ほど付き合ってたから、もう30年の仲。

子育ても一段落すると、子育て真っ最中の保護者から相談も受けるけど、人様の参考になるような子育て方針なんてなかったし、言えたとしても後付け多し。
「総じて子供たちと一緒に楽しんだ。」と先日も伝えた所。そりゃ、一つ一つの出来事に即対応でアタフタしたかもしれないけど、【育児=育自】と誰かの言葉通り、保護者へなるに必要なプロセスだったと。そして今ではメンター、アドバイザー的な子供達。

振り返って言えるのは「子供と一緒にいられる時間なんて、あっという間だから、できるだけ一緒に過ごせる機会を持った方がいい」こと。旅行とかイベントだけでなく、買い物とか散歩、食事や団欒などごく日常の様子。
忘却曲線によると記憶は1日後には約65%、1ヶ月後には約80%を忘れてしまうのだから、たくさん残さないと。

2023年6月26日月曜日

フラッシュバック。


SNSへのリクエスト申請に誰?と思ったら「以前に子ども達がお世話になりました。」と、当時のワークショップについて触れられていたのでフラッシュバックが起こる。
小学生の時に兄妹で参加してくれた彼らも既に社会人。長女らと同級生だったから覚えていて、我が子も参加して楽しんだ思い出。当時から子ども達の想像力&創造力がキーワードだった。

そんな長女も誕生日を迎えた。最初の子だったので何もかもが分からず、現実味がなく、東京から母も駆けつけての出産迎え。
「生まれるわよ!」と母からの電話を今治市で受けて、「ごめん!急いで松山へ!」と同僚にお願いして山コースをレースのように駆けて病院へ。
昨日まで夫婦だったのに、今日から家族という不思議な感覚に涙が出たのを覚えてる。
生まれてきた長女の名前は私の祖母の名前から授ける。

長女も長男くんと同じようなオリジナルの人生を歩んでいて、中学卒業後は日本の高校へ進学せず、マレーシア→ニュージーランド→ニューヨークと渡り帰国。
小学生の時に出会った子ども達が社会人となり、社会の中軸になろうとしてるのだから月日が経つのは早い。
そして、いくら社会人になったからと言って、我が子に変わりなく、心配が尽きないのもどこの親も変わりなく。