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2023年4月23日日曜日

再会。


「オレさぁ、愛媛の海鮮BBQの味が忘れられないんだよ。あそこ、まだやってる?また行きたいな愛媛。小田原の魚もうまいけど、全然魚の種類が違うじゃん?イカとかエビもあったよね?美味しかったな」と帰り道にしゃぶ辰の父と。
昨年、7年ぶりに再会した「しゃぶ辰の父と母」。その7年前と言うのが、お二人が愛媛に来た時に大島などを観光した思い出。今回、連絡をするとお二人がわざわざ出てきてくださる。

ほんと、私には4人の母(実母、義母、アメリカの母、しゃぶ辰の母)がいて、アメリカの母は2020年に亡くなったけど、エピソードは残る。
しゃぶ辰の母は長年、マネジャーをされてい店頭に立っていたからか超がつく「気がまわる」人。私たちがお誘いしたのに、集合場所のレストランに先に到着されて、店前で待っていてくれ、遠くから私たちを見つけては手を振ってくれる。ちなみにしゃぶ辰の母は70歳超。

ニューヨークの飲食業界を牽引されてきた二人は引退後、悠々自適の毎日で海外へもひょい!と行ってしまうほど身軽、とても70歳超の夫婦とは思えないカッコよさ。
お二人に会ったのは私が21歳-22歳頃だから、もう30年!NYで複数のレストランを経営してきた方と単なるアルバイトだった私と妻。
あの時に今なんて想像すらできなかったけど、当時は皆んなで楽しんだのだけは事実。

2022年9月11日日曜日

ニューヨーク。


9.11。1.17、3.11、8.6、8.9、8.15と考える日は増えるばかり。昨年も振り返ってた。多感な4年間を住んでたから切り離せないNY。NYが恋しくなってNY舞台の作品を見たくなるも「身内が殺されたNY刑事の復讐」や「異星人がNYで大暴れ」「騙し騙されるサスペンス」「恋の駆け引きが不器用な主人公」「120分以上の大作」などの“疲れる作品”は避けて探すも、色々と観てるから見つからない。

そうしたら「善きサムからの贈り物」という作品をNETFLIXで見つける。尺は90分→ちょうどいい長さ。キャストの誰も知らない→賭けのようでいいね。舞台はNY→いいね。一言で言えば「温かい作品」で、わざわざ映画で大画面で見るかな?とも思うけど、悪人が出てこない作品と言えば「NY_眺めのいい部屋売ります」があるけど、この作品もGOOD。「ペイ・フォワード」と同じ系統。

その前にみた「プレミアム・ラッシュ」もNY(マンハッタン)という土地柄だから撮れるメッセンジャーの話だったけど、ハラハラして疲れた。
(次はいつ行けるかな・・・)とふけったら来月は海外出張があることを思い出してパスポートを見たら10年期限が切れてた!慌てるも(マイナンバーがあるから大丈夫でしょ)と思ってたら、本籍が実家だからマイナンバーで謄本はサクッと取れない!

2022年7月12日火曜日

念ずれば・・・。


映画プロデューサーになりたい!と思ったものの、就職活動はどうしたらいいのか?「プロデューサーって最も(世間一般的に)理解されにくい職業なんですよ。」とは先日、作品を1本撮り終えた知人のプロデューサー。私的にはプロデューサーは「(有形無形問わず)作品の価値を世に問う役目」と思っていて、認められたら購入や利用が貨幣価値に変換され、認められなければ変換できず、骨折り損のくたびれもうけな感じ。

話を戻して。プロデューサーについて深く考えた末に「フィルム・コミッションに就職したい!」となる。しかし、求人を出すFCは少なく、求人がいつ出るかも分からない。相談されて各所に問い合わせするもタイミングが合わない。でも聞けば聞くほど当人は有能とわかる。(このまま、希望しない職に就くのはFCにとっても損失)と思いつつ連絡を待ち続けると、奇跡が起こり、就職先でフィルム・コミッション担当となる。

「スゴいもんだね」と言わざるを得ない結果。当人を含めた関係者同士のご縁、巡り合わせ(≒強運)。範疇外なのに奔走して色々と言われたけど、「若者を応援しなくて誰を応援するの?」とは思っても言いませんでした(笑)。
私的には、若者を話題に色々な方に声かけるができたし、手間はかかったけれど、FCへの投資として短期に実ったし、今後のリターンはとても大きいと。この辺りが熱量というコトか。

2022年4月24日日曜日

恵まれて。


「何年ぶり?4-5年ぶりかしら?(実際は7年ぶりでした。)」「ジャイアン(30年前、NYの「しゃぶ辰」での愛称)も原口(妻の旧姓)も痩せた?」など、7年ぶりの空白を全く感じさせないNYの父と母との再会。「俺、72歳だぞ!お母さんは70歳!」「泉谷君、いくつになった?」「50歳です!あれから30年が経ちました。」「そうか、お互いに年とるわよね」と、言うも70代と全く感じさせない父と母。

7年前にも書いたけど、当時は単に経営者とアルバイトの関係。だけど父と母はアルバイトと家族のように接してくれた他、私と妻は付き合うことになり、店では知られた存在になったらか、父も母も色々と気遣ってくれたのを覚えてる(ちなみに私は深夜営業担当だったので、妻とシフトが一緒になることはほとんどなかった)。30年も前なのに時空を越えた昔話は笑話が多くて愉快。

当時は本当に何者でもなかった我々が、こうして報告できるのもNYの父と母が温かく見守ってくれたから。「俺はツイてるんだよ。人に恵まれてラッキーだったな」とニコニコ話す父。それは私たちも同じで、人に恵まれて、今も恵まれてるのだから大感謝。
写真は「トーキョーX」というブランド豚&地域の野菜をふんだんに使った料理。「お客さま、ランチタイムの終了時間です。」とオープンからクローズまでいて「話し過ぎた!」と退席。

2021年5月4日火曜日

ソワソワする5月4日。

5月4日は「みどりの日」なのか!4月29日だったのは過去の話。多くの人は5月4日を憲法記念日とこどもの日の間の国民の休日と思っているようだけど、個人的には「スターウォーズの日」May the 4th  be with you.だからワクワクする日。本日の午後5時4分からオンライン配信で記念日を祝うようで、楽しみ方に選択肢があっていい。エミフルMASAKIでもコレクションを展示させてもらい楽しませてもらった・・・。

しかし!5月4日は「みどりの日」「スターウォーズの日」だけにあらず!実は敬愛する「キース・ヘリング」の誕生日。生きていれば63歳、2012年には家族でニューヨークへ行き、死去2週間前に完成したという祭壇飾を「セント・ジョン・ザ・ディヴァイン大聖堂」へ見に行ったのはハイライト。「中村キース・ヘリング美術館」へは、まだ行ったことがないから、行きたいリストに追加。

好奇心は社会へ興味関心を持つ(持たせる)エンジンで、色々と前向きに考えられるビタミン剤。10年前、NYに拠点があるデザイン会社ホルスティーが掲げたマニュフェストを読んで感激してから10年。これまで何十回と見直しているけど、見る度に色々と感じさせるから不思議。「これはあなたの人生である。」と始まり、「自分の好きなことをやりなさい。」と続き、「そして、どんどんしなさい。」と続く。朝からシビれてる5月4日。

2021年2月6日土曜日

誰と働くかも大切。

週末は作家気分で素材集め。「しゃぶ辰」ネタが人気があったので調子に乗る。店があったマンハッタンのイーストビレッジは人気エリアで、画家やミュージシャンなど、文化も芸術も人種も“るつぼ”だった。なので「しゃぶ辰」にも有名人が多く来たけど、その中でも1980年代後半、高校時代にファンだったシンガーソングライターのOが来店した時はビックリ!ただ、既に店内は満席で、待ち時間を告げるとOは・・・。

「じゃあ、北風に聞いています!」とあまりにも爽やかな返答に時が止まる。そして「聞いた?北風に聞いて来るってさ?どう言う意味?」と周りの仲間に聞いたほど(笑)。
レジは強盗対策で奥にあったけど、路上でパンパンパン!と聞いた時はセニョールと顔を見合わせ、慌ててドアに鍵をかけて静観。罵声や怒号、大声が聞こえて(ヤバい!)と思ったことは数回あった。当時の店周辺はにぎやかだったけど、危険でもあった(今じゃ、オシャレなエリアで当時の面影なし)

TマネジャーからKマネジャーに代わり、この方が超面白い人だった。忘れられないのが「飲みにこう!」とチャイナタウンでご馳走になり、朝方まで飲みヘベレケに酔ったKマネジャーはタクシーで帰る予定が行方不明になる!(ヤバすぎ!)と、色々想像(書けないレベル)して翌日、店に行くとKマネジャーがニコニコ現れ「ゴメン、公園で寝てたみたい・・・」と。写真の人。あれから25年、今でもNYで凄腕経営者。どこで働くかも大切だけど、誰と働くかも大切と知ったNY、人にエピソードあり。

2021年1月31日日曜日

エピソード貯め

「時は満ちたか?」
で書いた「しゃぶ辰」とはどんな店だったの?と尋ねられて思い出す。私の勤務時は私とTマネジャーとキッチンのセニョールの3人体制だった。
24時を過ぎると営業を終了した飲食店のオーナーや関係者がよく訪れた。そういう方は時々、メニューにない“オリジナル品”を注文するので、Tマネジャーに相談して出していた。すると、ある時「ウチに来ないか?」とスカウトされてしまい、バイト代も100ドル(12000円)/日以上でTマネジャーに相談すると「ダメ!」と言われ、先方に丁重に断る(実は地元では有名店だった)。

しゃぶ辰のバイト代は当時、基本給($50)+チップで営業時間内の総チップ額はシフトのバイトで均等割していた。1組あたりのチップは食事代の15%-20%が相場で大体$10-$20が多かった。そんな中で深夜営業は26時頃になると、ナイトクラブなどの方々がお客さんを連れてきて、話し相手になったら伝票裏にメッセージが書いてあり、チップが$100挟まっていてビックリ!チップを管理していた姉御肌のKさんが翌日に「アンタ!何したの?」とメッセージを見ながらニヤニヤしてたのを覚えてる。

焼肉の時、肉の油に引火してプレート上で炎がボッ!と上がることは日本人は知っている。だけどメキシコ人は知らないので、お客さんが炎を見てキャッ!となったら、サッ!と近づきフーーーー!と口から吐く息で炎を消してしまった!(スゴいぞセニュール!)と思ったのも束の間、たくさんの灰が舞ってしまい、ジ・エンド(涙)。セニョールと私でお詫びしたっけ。

2017年8月14日月曜日

遠くへ行きたい。

愛媛にいながらにして「もっと遠くへ行ける」と思うわけです。いいことも、やれやれなことも色々と混ざった毎日ですが、避けても結局自分へ還るので、それだったら面倒でも乗り越えて前に進もうと。「やれやれ、面倒」なことを課題の壁に設定すると、乗り越えた先は課題設定をしていなかった時と比べて遠くへ着地する。1回では実感なくても数回繰り返せば、その差は歴然で過程は「成長」とも繋がったり。

「風早押し隊」の頃は規模は小さかったけど濃くて手作り感があった。「ワンダーえひめ」で県内全域を対象にした時は運営管理の大変さを味わい、「しまのわ2014」では往復で丸一日を費やすこともあったけど、関わらなければ離島の魅力は分からなかったし、「えひめ南予通信大学」ではNTTdocomo gaccoと対等に組み成果を出すことができた。そして「愛顔の食卓」の船出はまだ港が見えていて大海原ではないけど、出航はできた。

「独創的スモールビジネス in ニューヨーク」は資料請求の申込を複数いただいています。「旅行でも行ったことがないのに、愛媛からNYへ事業視察!?」と驚かれましたが、世界を席巻する企業視察もいいけど、幾多の壁を乗り越えて軌道に乗せた事業家と意見交換できる機会は貴重です。その一人、川野作織さん(光琳、ゴハンソサエティ)の動画を見て会いたい!(実は私、お会いしてません)と思ったり。

2016年9月19日月曜日

もう一つの目的。

「愛顔の食卓」はテーラーを改装したので「ショーウィンドウ」があり、活用しよう!と思ってNY先端調査。それまで全く意識したことのなかったショーウィンドウだけど「来店者との最初の接点」と思うと重要で、気になった飾りを撮る。「ウィンドウ ショッピング」とはこのこと。見るだけも楽しかった。

NYでは10月のハロウィーン商戦が始まり、カボチャや紅葉のオレンジ、コウモリやドクロなどダーク系の装飾が目立つ。意外と「ドクロ」が好きで事務所用にとドクロに手が伸びるも妻から冷たい視線を感じて手を止める(笑)。バーグドルフ・グッドマンでは凝った装飾が施され「作品」と鑑賞できたし、バーンズ&ノーブルでは奥行きのある広がりを感じたし、発想次第でショーウィンドウは面白くなると確信。行き交う人の足をとめてみたい。

とは言え、ショーウィンドウ自体からお金は発生しないので、時に「稼げるショーウィンドウ」にもしないとね。事業の基本は「1円でも安定した日銭+時々の大きな収入」の組合せ。愛顔の食卓のが持つ「資源」を一つ一つ細分化することで、活用法も明確になるし稼ぎ方も明確になる。その結果、雇用の維持に繋がる。経営するってホント大変!

2016年9月18日日曜日

愛顔の食卓はメディア。

NYを出発して約24時間後、無事に松山へ到着!常に救急車やパトカー(滞在中は警官が襲われるなどの事件勃発)のサイレンやクラクションが鳴り響いていたので、静かな我が家に「リゾート感」を得たり(笑)。

ストーリーっていう店知ってますか?」とNYの友人リバティさん。「いいえ、面白そうな店名ですね!」「テーマを定期的に変える店で、物販以外にスポンサー収益もあって、店舗を雑誌に見立てているんです」と聞いてピンッ!とくる。
実は「愛顔の食卓」も店舗を「立体カタログ」と称しています。店舗を単に売る場所と捉えない発想に共感。早速、行ってみると現在のテーマは「Remember When」。店内は80年代後半-90年代のポップで原色の多い雰囲気に80年代後半-90年代前半が青春だった私に突き刺さる。

「愛顔の食卓はメディア」ともスタッフには伝えており、人、モノ、情報、品が交わる拠点でもある愛顔の食卓。交わってこそ「価値」であり、どうしたらワクワク感を出せるか?と、いうことで実践として授業を始めます。9/25は「あすもは元気もん」「オダメイドはオーダーメイド」、試食付で500円/人です。ストーリーでもココまでしてません!と勝手にライバル意識(笑)

2016年9月17日土曜日

柑橘勝負のヒント。

「オレンジスライスのチョコレートがけ」が1パウンド(約450g)=$42だから4282円/LB!。すごく高く感じるのは私だけか?
もしかして「甘夏」や「河内晩柑」でも勝負できるかも?と妄想したり。「ブラッドオレンジ」は愛媛では高級品種だけど米国ではポピュラーなので驚かれず。隣で売っていた「搾りたてオレンジジュース」は一杯$5(500円)。日本でも500円のフレッシュジュースはあるから勝負できるかな?

訪れたレストランや居酒屋、酒屋、スイーツ店で欲しい果実NO.1は「柚子」、風味や味、皮がジュースやケーキ、リキュールに人気。(愛媛県でも高田商店(鬼北町)がゆずジュースを販売してます!)と心の中で提案するが、考えてみた。それは「柚子が人気、欲しいからと言って柚子を今更輸出しても遅い」ということ。

妄想したのは「柚子が絶対条件ではなく、米国で獲れない柚子系ならば勝負できるかも?」ということ。すると柚子の特徴である酸味や苦味、香りなどがある晩柑系や極早生の摘果品でもいいのでは?と思ったり。チョココーティングピールも晩柑系の皮を複数用意できれば趣を変えられる。愛媛では既にあるものを改良すればNYでも勝負できると思ったり。意外と「色の異なり」に興味を示す人が多かったこともメモメモ。

2016年9月16日金曜日

サンキューNY!

4日間のニューヨーク。妻も私も学生だった25年前、あれから大学を中退し、渋谷で働くもフィルム・コミッションが公務員でないとできず県庁職員になり、その後市役所職員にもなり、辞めてNPOで稼ぐと決めるなど、25年間に色々あったけど、まさかNYに仕事で来るとは思わなかった。「毎日はコピー用紙」だけど、その一枚の積み重ねが今日に繋がっていると思うと不思議で仕方ない。

「日本人はもったいない!」と訪ねる先々で聞く。意味は「素晴らしいモノやサービスがあるのに上手に発信していない、活かしていない現実」で、「上手な他国が日本ブランドを活用し稼いでいる」現実。
これってNYだけの話ではなく、アジア圏やその他圏でも同じではないかと想像。「勝手に愛媛代表」として領事館も訪れたけど「日本ブランド」として愛媛ができることを考えるいい機会になった。

今回の調査は予想以上の成果があり、愛媛にどうフィードバックしよう。私たちの役目は「変換装置・橋渡し」であり、見て聞いて触れたことをコピーではなく愛媛用に編纂し、愛媛ブランドの向上に貢献できたらいいなと。初めてお会いする方が多かった今回の旅、この境遇を不思議と思わずして何を不思議と思う。皆さんとのご縁に感謝、そして陽はまた昇って新しい1日が始まる。

2016年9月15日木曜日

ミュージアムより面白い!

「覚えていますか?」「あ”っー!」と、25年前に一緒に働いた方に驚けば、GMのお店でご馳走になった一日。ご馳走になったお店は「居酒屋(寿司バー)」で満席。お客は日本人、外国人が半分半分。
カウンターに立つのは約30年間寿司を握るジャッキーさん(中国人)と韓国人、メキシコ人。カウンターにはデザート担当のキョウコさんというパティシエも常駐。マネジャーはカナダ出身の日本人。留学生などの日本人はビザの関係で皆無。出てくる料理は日本で食べるより美味しかったり(笑)。これが人気店の秘密か!

伊予銀行の高橋さんとJETRO NYへ伺えば、沼田さんから超有益な情報を教えていただき、自分たちの役割を明確にできたり、NY日本領事館では宮長経済部長と6次化品やみかんジュースの話題で盛り上がり、プロマーケティングの友人、リバティさんとは「愛顔の食卓」に参考になる店や食事情の最新情報を仕入れる。皆さんの温かい歓迎に熱くなる。

「ニューヨークは本当の意味で視察に値しますよ」と、リバティさん。仕入れた情報を編纂して価値に変えないと自己満足で終わるので自戒しよう。今回はまだ美術館や博物館へ行けてないけど、経済情報は時に美術館や博物館より刺激的なこと、多く学べると実感。

マンハッタンと自治体。

現在、マンハッタンで「アンテナショップ」を出しているのは新潟県のみ。以前は石川県もあったけど今はシンガポールへ移転したとのこと、石川県とNYは料理人の交流プログラムへ発展したとのこと。
そして「岐阜県フェア」を街中のキッチン用品店で見つけ鉄瓶などが展示販売されていた、また「飛騨牛の売込みは積極的です」との情報も入る。実は愛媛県営業本部も先日、NYを訪れ「鮮魚」の売込みをしていたとのこと。連携しなきゃ!

NYへの売込みが積極的なのは日本だけなく、イタリアも同じで写真はイタリアのアンテナショップ「EATALY(イータリー)」。想像してほしいのは「デパ地下の通路にテーブルが並び、食事している横を往来客が通る」光景。お酒の隣には「料理本などが並ぶ本棚」があり、テーブルウェアの棚の隣には果物が並んでいる。整然と並んでいるようには見えず、広い店内に複数のテーブルとイスが並び、大勢が席空きを待つ状態。

店内は平日なのに大入り。食事する隣を我々のような買い物客が通るのは慣れが必要だけど「新しい集客法」として面白い。日本でも「天ぷら」「寿司」「焼き鳥」などのエリアに分け、文化と食の両方を「学びながら食べる」という形態があったらと妄想。ありそうでなかった業態にワクワク感MAX!「Eatry」のヒントは「愛顔の食卓」で活かします宣言。

2016年9月14日水曜日

NYの日本人と日本文化。

ざっくり言うと、NYで暮らす日本人(留学生や駐在員含む)は約8万人。でもこの数は減っていて留学生は特に少なくなっているよう。日本食レストランは増え続け天ぷら、カレー、寿司、蕎麦など「食の専門化」が進んでいるが、日本食レストランを経営しているのは90%が中国人や韓国人など。日本人が経営する日本食レストランは非常に少ないとのこと。
言い方を変えれば「日本文化を日本人以外がビジネスにうまく活用している」。

NYでは健康志向が著しく、最近は「グルテン(小麦粉)フリー食品」が流行。ついでに「オーガニック」なんて(美味しいの?)なんて思ったり。写真はスーパーで見つけた「フルーツ飲料棚」。この棚に「愛媛のみかんジュース」を置くつもりはない(ターゲットが異なるから)けど、Sunkist、Dole、MinuteMaid、Tropicaに混じったらどうなるか?「味で買っても価格で負ける(オーガニックオレンジジュースが1リットル600円)」と実感。

「以前はティファニーにも日本人専門の対応者がいたけど、今は中国人や韓国人が主な顧客」「日本人学生とは数人しか会っていない」「日本人は3年で帰国するのでコミュニティに根付かない」と日本人は減少傾向なのに日本文化は年々求められているとのこと。愛媛うんぬんではなく、日本危し!

2016年9月13日火曜日

会いたい人に会う!

「おいっ!変わってないじゃないかジャイアン(と、呼ばれていた私)」「25年ぶりですね!」と再会はこんな感じで始まる。
「付き合っているのは知ってたけど、二人が結婚するとは思わなかったよ」とイジられれば「覚えていますか?酔っ払って中国街で行方不明になり公園で寝てたのを(笑)」と過去をほじくり返す私。当時「しゃぶ辰」で働いていた私は当時マネジャーだった彼と2人で深夜営業を切り盛りしていました。あー、楽しい思い出ばかり。

今、思えば大勢の人に可愛がってもらいました。NYの父と母もそうですが、このご縁は当時(将来に役立つだろう!うっしっし)と、計算されたものではなく、(自分なりに)一生懸命だった証と考えた方が都合がいい(笑)。私も右往左往して経営者になり、色々な人を見てきたけど、自分で可能性に制限をかけてる人、損得勘定している人は寂しい。

25年も経てば、年も取るし経験値もあがるのは確かで、意見交換中に営業に訪れた業者さんから「えっ!一緒に働いていたんですか?それってスゴイことですよ!」と驚嘆される。スゴ腕経営者になっても可愛がってくれる上司に感謝、そして泣く・・・。

2016年9月12日月曜日

泣けてきた。

経験至上主義者です。失敗したとしても糧にできるならOK!コンサル時代に「情報と分析を提示しても所詮、机上の空論」と痛感してから実践重視です。
「持って行っても商談できるの?」「難しいですよね」など、「それっぽい正論」をいうコンサルもいますが、それはそれ。誰からの指示でもなく、業務委託でもなく、自発的に「愛媛発の本物味」をご賞味いただくのです。酸いも甘いも経験からしか吸収できない!

正確にいうと、今回の出張は「Nourish Japan」のスタッフという身分です(笑)。Nourish Japanは妻が立ち上げた「海外へ愛媛の味を輸出する会社」です。ココ大(愛顔の食卓)とは連携し、生産者情報や商品情報などを共有しています。「情報の周りに情報は集まる」のは本当で、良い情報には磁力があると感じています。編纂して価値にしないとね!

写真はヴァンダービルト(鉄鋼王)が建てた「グランドセントラルステーション駅(1871年開業。なので通り名は「ヴァンダービルトAve)」。奥に見えるのは「クライスラービル(1930年完成)」。この景色だけは25年前と変わらない、まさか25年後に愛媛のみかんジュースなどを抱えて、戻ってくるとは思わなかった(笑)。そして今日も25年ぶりに、お世話になった方と再会を果たす!この境遇に泣けてきた・・・。

4年ぶりのマンハッタン。

松山を出発して約24時間、4年ぶりにマンハッタンに到着。(面倒だなぁ)と感じていた入国審査はESTAを登録済みで、なおかつパスポートも期限内であれば「セルフ機械対応」できることを知り、あっさり終了。米国主要都市に行かれる方は覚えておいた方がいい!
そして最大の懸念事項「試供品が破損していないか?」はホテルに入り、恐る恐る開けてみると全て無事で安堵。みかんジュースが壊れていたら悲しいですから。

今回のミッションにご協力いただいたのは濱田農園、田縁農園、やすまるだし、五色そうめん、みかんカフェ+尾崎食品、昆布森、八水蒲鉾、RIZから総計30kg以上の試供品の数々、皆さんの協力に感謝です。それらを伊予銀行駐在所やレストランオーナー、商工会議所などへ持ち込み、愛媛の味を先ずは知ってもらう作戦です。20年前にお世話になったご縁や友人、突撃もアリの4日間。

今日は9月11日。15年前の今日、アメリカ同時多発テロがあり3,000人の方が亡くなった日。今年も何もなく終わりそうだけど、マンハッタンは「追悼の意」でエンパイアステートビルディングなどは赤白青の照明でした。世界がより良くなるためにはどうしたらいいのか。世界経済の中心、人種のるつぼの中にいると考えさせられます。勝手に愛媛営業スタート!

2014年12月7日日曜日

これに驚かず、何に驚くのか!

休日素材。NY、マンハッタンでは廃路線を活用した公園「ハイライン」などができ、私達がいた頃とは大きく変わった西側。(その昔はと殺場などがあり雰囲気が少々怖かった!)。で勢いが増し、今度は「宝島」を作ろうとのこと。友人のリバティさんから情報を拝借。

何がすごいって全てなのですが、私が思う最大は費用1億3千万ドル(1ドル=120円=150億円)のうち、1億1千3百万ドル(1ドル=120円=135億6千万円)は富豪による寄付!ということ。
残りはNY市とNY州が支出とのこと。そしてハイライン同様、市民からの寄付、運営はNPOということ。雇用も生まれるんだろうな。

日本ではNPOは「課題改善・解決型」の代名詞とも言えるけど、非営利ということだけでも存在できます。リバティさんの「行政主導型の公共事業投資とは大きく異なる」という言葉が響きます。これに驚かず、何に驚くのか!ということ。本当にできたら行くぞ!

2014年10月12日日曜日

タイムスリップ。

青春時代のNYから約20年、当時一緒に働いていた高橋君と感激の再会!「ノボル君、変らないね!」と言われ照れる42歳(笑)。私達夫婦にとって高橋君はかけがえのない時間を過ごした大切な仲間。(思い出話って、こんなに楽しいものか!)と、お互い40代になったけど一瞬にして20代に戻り「あの頃」にタイムスリップ。

当時、貧乏学生だった私は、日本食が恋しくて恋しくて、小銭を集め美味しいと評判の「しゃぶ辰」へ。そこで働いていたのが妻でした。演劇一筋の独身、姉御肌のリーダー、銃マニアの料理長、女装が似合うイケメン、リュックに家財一式を詰め込む青年など、個性豊かな仲間だった。んっ!これは物語が書けるほど面白いはず!書いてみよう!

みんな強者だったけど、あのメンバーを束ねていたマネジャーが一番スゴかったという結論で、勢いで現在は悠々自適生活のマネジャーに連絡。「久しぶりー!インターネットで見てるわよ」と、当時の口調、声の質で言われる。昔をこんなにも懐かしめるなんて立派なオジさんに成長(笑)