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2016年10月27日木曜日

先ずは音声ガイドから。

「木蝋、生糸の取扱で儲けた豪商河内寅次郎さん宅」「ネズミ防止に栗のイガが天井に敷き詰められている」「針金でつくったねずみ返しがある」「経年の風味が考慮された壁紙」「質素の演出にわざと穴が空いている」「畳を外すと能舞台が現れる」「床下には音響装置として"壷"が敷いてある」「畳の目は細かく扱える職人がいない」「仕切りに障子と襖の両方が備えられている」「柱を極力減らすことで借景の美しさを演出」「石垣は、のずら積み、まるた積み、すえひろ積み、ながれ積み」「敷地内に敷き詰められた石は"臼"や"鳥居などの敷石"など、一般的には使われない石が多い」「飾り釘には大工の花押があり仕事の証明が」「石積みを工夫した天然の冷蔵庫がある」「灯篭には方角を表す干支が刻まれている」などなど。

国重要文化財、世界名建築100選、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン一つ星と、評価がものすごい【臥龍山荘】ですが、上記の多くが渡されたパンフレットには掲載されていません。外国人向けの「多言語パンフ」はありますが上記は記載されていません。

フランス人家族が訪れていました。日本人でも驚くエピソード満載の臥龍山荘をフランス人も同じように驚いたか?と問われればNonでしょう。訪問者数が少ないからではなく、実際に訪れている実態に(もったいない!)と思ったり。先ずは音声ガイドでしょう!

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