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2016年10月25日火曜日

手にとられるデザイン。

(なんで、この商品を手に取ったんだろう?)と自問自答する時があり、その解決機会として企画した【おいしいデザイン】授業。答もいただき、おいしい授業でした(笑)。先ず、自宅用、贈答用、職場用、自分用など「買う目的」があれば指針(予算、個数など)ができる。

ズラリと並ぶ商品は喋りませんが、自己主張しています。その中から「色味、形状、意外性、正確な情報、名称、フォントなど」が瞬時に伝わる品を我々は選んでいることを知りました。そして実際に食べて美味しかったら繰り返し購入し、それが多くの人に波及すると「安心、信頼」が加味されて「定番」になることもわかりました。だから商品が見えるように透明な容器にいれ訴求しているのも納得。素材については文章より本物見せたほうが伝わりやすいですからね。

とは言いつつ、右も左も同じになるので応用編として挙がったのが「商品を見せないデザイン」。カネミ農園さんの「レモン果汁」は興居島の地図をあしらった手書き包装紙で全体を包んでいるので中身が見えません。「100%レモン果汁なら味はわかる」と参加者。ふむ、蓄積された「レモンの味(≒安心、信頼)」が土台にある選び方。シンプルな品ほど情報量もシンプルということも学ぶ。

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