日記を検索

2016年10月2日日曜日

これは、心底スゴい!

50年ぶりに養蚕農家として新規就農された「43歳の阿部さん(実はココ大で先生をされた時は柑橘生産者でした)」、50年以上養蚕農家として生計を立てられている「74歳の松下さん」。現在、愛媛県で養蚕を営まれているのは7件だけです。その内の2件を訪問できたのは意義あることでした。

実は松下さんからは「1時間程度の見学で何が分かる??」と訝しげな出会いからスタートだったらしく、また、これまで人前で養蚕について話す経験もなかったこともあり怪しいと思われました。しかし、写真の松下さんから締めの言葉として「老いましたが、このように養蚕をしていることを知っていただけて、ありがたい。」との言葉に、今回の授業がなかったら、松下さんとは会えなかったと思い、胸が詰まる。

実は50年続けていても、50年ぶりでも「養蚕方法」は変わらず、使用している道具はITとは全く無縁の年代物。松下さんの両脇に写るのは「蚕が繭をつくる為の小部屋箱」で、斜めになっているのは上へ上がる習性のある蚕が上に集まると重さでクルリと回転し、また蚕を上へ行かせるため。養蚕は「養殖、真珠、みかん」よりも歴史ある産業で日本一の品質です。この現状を打破しよう!という動きに参加します宣言!

0 件のコメント:

コメントを投稿