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2024年3月6日水曜日

スケールアップ、スケールアウト。


持ち時間で伝えたかったのは「地域の魅力の発信・展開方法」について。
“色々ある”が前提だけど、戦略を立てるなら「スケールアップ」「スケールアウト」という考えた方があり、そもそもIT用語だけど地域づくりにも当てはまるので紹介。

例えば、スケールアップは鬼北町は全国1741の地方公共団体で唯一「鬼」が入る自治体だから「鬼」でどんどんスケールアップ。道の駅「森の三角ぼうし」には鬼王丸がいるから、鬼王丸を軸に特産品やイベント、話題を創る。

既に鬼灯(ほおずき)の活用、文具や食品の開発、イベント実施、着ぐるみ制作、鬼列車運行などをしてるけど、スケールアップの類。
どんな展開をしようと鬼王丸のイメージが付随する。

スケールアウトの場合、鬼王丸も鬼北町の魅力の一つに過ぎず、他にもキジ、泉貨紙、近永駅、北宇和高校(馬術部、レスリング部など)、warmth、サムコッペ、ハルシャコーヒー、滑床渓谷などのほか、「人」も地域の魅力と捉えると、その数は膨大になる。

それぞれは独立してるけど、何かで繋がっていることが多く、その繋がりを活かせば相乗効果が出やすくなる。「今度、一緒にマルシェしない?」と盛り上がってた。

「スケールアップ」「スケールアウト」のどちらが損得ではなく、地域を見渡した時に、どちらの方が「自分たちごと化して取り組めるか?」という話。
鬼北町の場合、スケールアウトかな?と伝えると、その通り!と激しい相槌をいただく。

2024年2月28日水曜日

解散177団体。


ココ大のNPO法人登記日を忘れたので(2011年1月26日でした。)、久しぶりにアクセスした「愛媛県ボランティアネット」
(はて?愛媛県内のNPO法人って今はどれくらいあるのかな?)と、興味本位で見ると設立申請中も含めて705団体あった!

一番最初のNPO法人の登記が1999年4月だから、約25年間で700余のNPO法人が活動をした、している、これからするという状況。

「活動した」は既に解散したNPO法人を指して、その数は177。ざっくりNPO法人を立ち上げても25%のNPO法人が25年間で解散している計算。

その解散も「総会決議」がフツーなはずが「認証撤回、認証取消、その他」が数件あって、不祥事を起こして解散したNPO法人もあったな・・・と思い出す。
*誤解しないよう記すのは「役目を果たし成果を出して解散」もあることを添えておく。

さらに、法人登記からわずか9ヶ月後には解散したNPO法人もあり、(“地域の課題を解決する”だけでは済まない問題)を目の当たりにする。
解散は設立よりもエネルギーが必要だよな・・・と余計なことを思ったり。

とはいえ、700以上の課題がある愛媛県。25年も経てば地域には新陳代謝が起きるし、代替わりもあるし、新しい活動も必要になる。ココ大は既に14年目。

2023年12月31日日曜日

2,000万円を完済した2023年。


ココ大の2023年を振り返ると、やっぱり以下の3つが上位となる。

【第3位】3本の支援作品が放映・配信される。
パパとなっちゃんのお弁当(出演:當真あみ、藤木直人ほか)」
グレースの履歴(出演:滝藤賢一、尾野真千子ほか)」「離婚しようよ(出演:松坂桃李、仲里依紗ほか)」。


どの作品も愛媛が舞台で、特に「離婚しようよ
」はNETFLIXのランキングにも入り、県内外で大きな話題になったのはフィルム・コミッション冥利に尽きた作品。


【第2位】ブログの閲覧回数が100万回を超える。
ココ大設立の2011年1月から、活動の発信に毎日書き続けようと決めたブログ「学長日記」は6,000回を超え、閲覧数は100万回という途方もない回数を超えた。

長く続けるコツを尋ねられた時に答えるのは「日常のささいな心情や出来事を書くこと。」と伝えていて、いづれ忘れてしまう日常を留めるにブログはいい手段。

【第1位】2,000万円を7年かけて完済。

2016年に愛媛県内の6次産業化推進を目的に生産者が加工した6次化品のアンテナショップ「愛顔の食卓」を花園町に構えて、のべ800種類の商品を販売。

その際に借り入れた額は2,000万円。7年間かけて2023年6月に完済。

お店は閉じたけど、培ったノウハウを活かして商品開発や販売戦略をしてるから不思議。


社会的責任を果たしたというか、肩の荷が降りたというか、気持ちが軽くなったのは事実。

2023年12月22日金曜日

いい学びでした。


私がプロジェクトマネジメントを学んだのは29歳だから、大学生が学ぶのは早い気もするけど、知っていて損はない。

と、言うのも学んで実践して失敗しても学生だから経験という糧になるから。29歳では学んだら即実践で、仕事と直結してるから、当時は周りに心配や迷惑をかけた振り返り。
そもそも周りはコンサルやシンクタンク系でクリエイティブ系は珍しかった・・・は言い訳。

プロジェクトをどう振り返るか?を妻と検討して「リスク対応」から見直そうとなる。それは2日間に突発的な出来事が色々と起こり、現場対応が求められたから。
結果として「良い経験で今後の糧」になったのは間違いないけど、プロジェクトマネジメント、リーダーシップの学びにおいて、予見しておくと慌てずにすむので学生に振り返ってもらう。

ポイントは「リスクが起こした現象(結果)」ではなく、“その現象”が起こった原因を深掘りすること。
これは「課題の究明」と同じ思考。

「起こった原因」に対して「対処できたこと」は一つではなく、メンバー毎にあることを紹介して【自分たちごと化】を促す。

すると、大小様々なリスク(成功を阻害する要因)が色々な場面で起きていて、互いにフォローアップしていたことが共有される。
妻の授業だったけど、とてもいい学びで仲良くさせてもらった。これで一区切り!

2023年9月4日月曜日

1,000人以上が参加。


過去2年間の夏は、満員御礼に数日かかっていたのに今夏は40分ほどで満員御礼になり、色々なご意見をいただいたのは事実。
ココ大付属学園の申込方法には「パッケージ」という33日間の通し利用と「単日」というスポット利用の2種類があり、そのバランスは経営判断。今夏は35名/日のパッケージ+5名/日の単日=40名/日で設定。昨夏の平均利用者数は25人/日だったから利用者増を計画に入れる。

ここで起きたのがザワザワ。「5名という単日利用者の枠が少ない」と言う意見もあれば、「パッケージ利用枠を増やしてほしい」という意見もあって、どの意見も一理あり、かつ正解不正解がないので判断が難しかったのは事実。
全ての人を満足させることはできないと思ったし、それだけ高いニーズがあるとも思ったり。

だから、できるだけ応えようとパッケージ利用者には欠席時の連絡をお願いし、キャンセル待ちの単日利用者には当日朝でも連絡を入れることで、5名/日だった単日利用枠は日々6人-10人が利用できて、ザワザワはいつの間にか消滅。
保護者の協力なくしての運営はありえず、大感謝というしかない。おかげさまで保護者とも顔の見える関係性を築けたり。

そして33日間で1,000人以上が利用した事実は産物。子ども達の居場所を検討している方への参考として残す。

2023年9月3日日曜日

アクセルとブレーキ。


ココ大付属学園には「マネジメント」と「リーダーシップ」の両立が必要で、そのバランスを保ち続けながらの毎日は、自分にとっても実践と内省の日々だった件。
勢いだけでリーダーシップをエイヤー!と発揮すると「やり散らかす」こともあるので、後でマネジメントがブーメランとして返ってきて痛いし、マネジメント重視だとコスパ、タイパなど効率性、生産性を意識しすぎて面白くない。
常に両輪だったマネジメントとリーダーシップ。

バランスの保ち方で役立ったのが「これまでの経験値」で、「加減」という曖昧なモノサシの目盛(≒判断)になったかな・・・という感じ。
(これ以上を超えたらマネジメントが大変になる!もうちょっと弾けても全く問題ない!)など、経験値を基にアクセル(リーダーシップ)、ブレーキ(マネジメント)を踏んだり離したり。車の免許を持ってないのに、よく言うわ。と自分にツッコミ。

マネジメントとリーダーシップは相反する部分も多いから、共存は難しいと言う人もいるけど事業の隅々まで知ることができれば可能と結論。
なんと言うかメリハリというか強弱・緩急とも言うのかな。3年経験したからもあると思うけど、事業のツボを抑えた感じ。

2022年9月22日木曜日

タイパはタイ式パーティーじゃない。


北海道から沖縄まで各地でフィルム・コミッションが誕生しているのは「今ある資源が使える」「制作側へは0円」「撮影時、公開(配信)時、BD化の計3回あるPR機会」など【コスパ(費用対効果)】がとても大きいから。映画の場合、直接効果+間接効果=100億円超も珍しくないほか、作品は時代や地域を映す鏡として後世に残る点もフィルム・コミッションが携わる意義がある。

「【タイパ(タイムパフォーマンス)】ってご存じですか?」「知ってるよ!消費時間の効率化だっけ?」「今はタイパも重要らしいですよ」の会話で(むむ、配信作品を1.25倍速で観てしまうのもタイパか!)と自分もしているのに気づく。時短と同意語か?どうして速くするのかな?どうしてタイパが求められるのかな?時間を効率的にしてまで得たいコトとは何だろう?と帰り道に振り返る。

つまらない作品は速見したくなる。この場合「全体の早回し」であって気になるシーンだけを「摘んでない」のがポイント。そう言えばファスト映画というのがあったな→起訴。
物語には文脈があり因果関係で成立しているから、そこは守る。単に興味関心の所だけをかいつまむとミスリードや誤解につながる。この問題、実は面白い作品は「あっ!という2時間が過ぎちゃった」という感想が根本の解決なんだけどね。

2022年9月13日火曜日

困りもの。


「アイデアを出したなら(直接的、間接的に関係なく)アイデアに関わるのが筋」と思う。「私は指摘する人、あなたは実行する人」とか「私は気づく人、やるのはあなた。」など、アイデアを手放す人の話は訴求力、説得力に欠ける。そんな人の多くは「忙しい(時間がない)」「疲れている(注力できない)」など自らをアイデアキラー化してしまい残念。関わり方は色々あるのにな。

体力も衰えぎみの80歳超の老人がプロジェクトに直接関わってると知ったら?65歳の人が映画のプロデュースに奔走するのを見たらどう思うだろうか?ちなみに心の師匠の前田さんは69歳、出会いは前田さん49歳、私30歳ということか、ヒッー!
だから年齢なんて取り組みの障壁にはならない。障壁を作っているのは他人ではなく自分自身ということを柔らかく伝えたつもり。

あと、アイデアのみの人は「ゴール(≒達成されたビジョン=美しい社会)」を述べることが多いけど、ゴールまでの凸凹したプロセスまで言える人は少ない。その理由はリーダーシップとマネジメントの両方が備わってないから。
少なくとも私は、自分で描いたアイデアはプロセスまで描いて実行する。だから失敗もあれば成功もある。自分のアイデアなんだから責任を取るのは当たり前でしょ!手放してはダメ!

2022年7月9日土曜日

それぞれがそれぞれにそれぞれだから。


認識の違いについて備忘録。同じ話題でも立場によって意識は全然違う。例えばザクッ!と「エコ」について話題を振ると、市民は「一層のエコ推進を!」かもしれないし、行政は「エコ率70%達成!」と言うかもしれない。企業は「エコ製品の推奨」かもしれない。行政がエコ率70%を発信しても市民には響かない代わりに、企業には響き「我が社の製品はエコ率90%を達成できます!」となる。ややこしい。

課題へのアプローチも立場で捉え方が全然違う。「マイナスから(例:エコ率が全国平均より著しく低いから、平均値を目指すなど)」考える時もあれば、「プラスから(例:エコ率など関係なく、ゼロの現状から推し進めるなど)」の時もある。このズレは正解不正解の問題ではなく、状況が正確に言語化されていない、受け手に翻訳されていないのが問題。そして「どのレベルで話しているか?」も注意点。

関係者が多ければ多いほど、それぞれの立場や知見などで解釈に幅が生まれてしまい、発言は一方通行になりがち。でも全員が“それぞれ”の立場で解釈していて、それぞれに理解しているから質問も出ない。これが問題で、それぞれの解釈のまま進んでしまい、ある時に(アレ?この違和感はナニ?何か違うぞ?)と思った時は相当なズレ、モレ、ヌケが発生していて、その修復には時にスタート地点まで戻らなければならないこともあり、怖い!

2022年6月10日金曜日

取締られ役再び。

レク中に出た弁当

全てがブーメランなのは百も承知。数時間後に使う資料を空港で作成したり、翌日の資料を前夜に推敲したり、飛行機の時間を信じてスケジュールを組み立てたら数分しか余裕がなくてヒヤヒヤしたり、打合せが長引いて慌てて移動すると、会議開始1分前に到着したり。そんな時に限って「超特急案件」が入り、その場対応で数分間積み重ねていた余裕時間が一気に吹っ飛ぶなんて日常茶飯事(ではダメなんだけど・・・)。

こんな危うい「綱渡り」が成功するのも仲間の助けがあるから。移動手段を用意してくれたり、資料を整えてレクしてくれたり、段取りを調整してくれたり。綱を渡るのは一人かもしれないけど、その準備や調整は仲間のフォローがあって成立している事を危うい場面になればなるほど痛感する。みんなには本当に感謝。だから綱は“渡りきろう”と思うし、“見せ場”もつくろうと思う。

ただ、この「綱渡り」をリスクと思うと安全策を講じるけど、代償はスピード/勢いが落ちること。性格もあるけど石橋を叩いて渡るより「走りながら考える」が基本。
(しょうがないなぁ、協力してやるか・・・)という「取締られ役」再び。そんなリーダーでもいいでしょ?と。ヒエラルキーの頂点に君臨して下知するリーダーもいれば、センターで周りと互いに助けあうリーダーがいてもいいと。

2022年5月25日水曜日

柔軟に取り込む。


最近の学び。どんな分野でもイノベーション(≒新しい価値)を興そうとすると、大小様々な壁にぶち当たり凹む。特にゼロイチの場合は“必ず”苦しむ凹む、それも1回ではなく複数回!そんな最中は(なんで引き受けたんだろうなど、自分に嫌気がさす)と、思いつつも、乗り越えた時
の表現できない快感が忘れらない症候群。孤独に「考え抜く」とも言う。
考える量と閃きの確度は関係あると思う一人。

事業の成立まで4段階(研究→開発→事業化→産業化)に分けると各段階で3つの壁(苦労)が立ちはだかるという概念。

【魔の川】研究段階と開発段階の間でどんなニーズを満たせるか?孤独に耐えながら、まだ世の中に存在していないウォンツを見つけ出す苦労。

【死の谷】開発段階と製品化、事業化段階の間で新サービスや新製品を、どのように事業化(マネタイズ)するかの苦労。
【ダーウィンの海】事業化と産業化の間で市場に投入された新サービスや新製品が競合他社との比較、顧客の評価などにさらされながら価値が認められ定着するかの苦労。 


技術的なアプローチだけど、公益活動もゼロイチが多いから転用できると思いメモ。腑に落ちたコト(私の場合はイメージ化)は取り入れて自分ごと化したもん勝ち!課題への解決には多面的にアプローチが求められるから!

2022年5月14日土曜日

インプットアウトプット。


「インプット(勉強)はしてます。でも・・・」「でも?」「アウトプットできてないです。」「アウトプットする機会がない、ということ?」で話がつまる。取り組みに必要な情報や経験などを全て入手した方が安心するのはわかる。または不完全では不備、不足などで失敗リスクがよぎり、踏み出せないのもわかる。でも、最大のリスクは「インプットは永遠に終わらない=始められない」コト!自分自身がアイデアキラーになっていること。

取り組みに必要なリソース(資源)には「ヒトモノカネ&ジョウホウ」があり、全部を揃えてから始めよう!と言う意識が最大のリスク。なぜか?それは思い立った時と全部揃った時ではタイミングやニーズが変わっているかもしれないし、既にウォンツが誕生しているかもしれない、いわゆる「時すでに遅し・・・」かもしれない。だから、始められる最低限のリソースで始めてもいいと助言。

インプットもアウトプットも「走りながらでもできる」。
アウトプットで気づくことも多いから小まめにインプット→アウトプット→内省インプット→改善アウトプットのサイクルを回したほうがいいと私は自分の経験から助言。くれぐれもインプットだけでアウトプットは想像で分かった気にならないでねと。最初は一人でできる範囲で始めれば、仮に失敗しても回収は一人でできるから大丈夫と!

2022年4月28日木曜日

仕事は楽しんだ者勝ち。


何度でも。【面白い仕事はない】と思うので【仕事を面白くする】。傍目からみれば「面白い仕事」に見えるかもしれないけど、「仕事を面白く」してるつもりで、面白い仕事は転がってない。この「仕事の捉え方」を間違えると、仕事に対して(こんなつもりじゃなかった)とか(話が違う)など、自分を差し置いて周りのせいにしてしまうコト多し。何でも楽しくできると思うんだけどな。

隣の芝は青く見える。組織に属していればフリーランスは自由に見えるし、フリーランスは組織に属する人をみれば安心に見える。お互いに“いいところ”しか見ないから、半分は“見えてない”。人それぞれに好みや相性があるから、どちらで仕事するのかは本人次第。
私の場合は民間組織から行政組織を経てNPOに。民間組織、行政組織でそれぞれの特徴を学んだからNPOという選択肢に進めたと思う。

そして今はフリーランスでありながら、一部(一時的)に組織に属しながらというハイブリッドな働き方。私の場合はフリーと組織の双方による相乗効果が得やすく、合っている。オンラインの普及によって以前は断らざるを得ない仕事も受けられるようになった。要は全ては自分次第なのだから、変えられない状況にエネルギーを費やして消耗するくらいなら、そのエネルギーを可能性に費やせ!ということ。

2022年4月11日月曜日

助言の数々。


久しぶりに聞いた「事業は内容もアウトカム(創出する価値)も大切だけど、“誰”とするかがもっと大事」という助言に全員がウンウンとうなづく。事業自体の内容も価値も、人が創り出すものだから、人こそ最も重要な資源という意味。そして「その、重要な人は?」と聞き耳立てると実は「奥さん」だったというオチ。真剣に聞いていた雰囲気がドッと緩み、和やかな雰囲気になる、奥さんも居たし・・・。

妻と夫は「最も近い他人」だから、出会えるか否かは運としか言いようがない。なぜなら出会う時が1分ズレてたり、場所も1m離れていたり、1日違うだけで出会えないのだから、これを巡り合いと言わず何といおう。さらに言えば、出会ったとしても更に発展しなければならず、お互いに育まないといけないのだから、互いを知らない他人同士が押したり引いたり(だから、映画の題材になるのか・・・)とも思ったり。

閑話休題。“誰”とは“質”の話でもあるから、誰でもいいわけでないという話。でも、どうしたら質の良い人と出会えるか?は「会ってみないと分からず」、そこに手間や時間、お金はかかるとのこと。「一緒に仕事をしたい人は会えばわかる。」ということだけど、まだその悟りの境地まで辿り着いてない私は修行中。他にも色々と言っていたけど、途中からヨーダ先生のように見えたのは私だけか?

2022年4月7日木曜日

変動と安定。

「プロジェクト型のお仕事だなんて!?」と驚かれた保護者。事業請負人のイメージだけど、いつの間にかそうなってたが事実。「ある一定期間、その事業に専念して成果や結果を出す仕事」が多くなり、一定期間とはココ大付属学園では年3回(夏休み、冬休み、春休み)、愛南町河内晩柑だったら3年間、道後JIN六媛は2年間、1シーズンなどもあり依頼主により期間はさまざま。

ただ、それだけでは事業は変動的でアップダウンも激しいので、フィルム・コミッションや愛媛県研修、アドバイザーなどは通年のレギュラー事業として請け負う。【変動と安定の組み合わせ】が事業持続のポイント。だから1回1回に効果や成果が求められ、実績が継続に繋がるから大変と言われたら大変だけど、繋がり方も多様化(そのまま継続、縦横に展開、発展など)してるから、大変というより面白い。

色々な事業を行うには【上手に仕事を手放すこと】が大切。この言葉を最初に聞いた時は(なんと無責任な発言だろう!)と思った。でも復興支援などをしたNPOの話を聞くと状況の変化に合わせてニーズも変わると、活動場所も受益者もウォンツも変わるとのことで目から鱗。
まさに目的は変わらないけど目的遂行には手段を変えるプロジェクトの本質で、上手に手放せない人は「ドロ沼にハマって抜け出せない人を見てきました。」がスゴく怖かった件。

2022年3月9日水曜日

映画が教えてくる。


「多面的ってどういう意味ですか?」「OK!スピルバーグ版のウェストサイドストーリーは見た?」「??はい!みました。」「映画の撮影アングルをイメージしてね」「はい。」「例えば、オープニングでNYの再開発で壊しているスラム街の中をカメラは上下左右に動いてたよね?」「えぇ」「その後アングルは垂直になって上から地面へ向かったでしょ?」「はい」「すると(何かな?)と思いつつ見てるとバッーン!と扉が内側から開いてジェッツ団が中から出てくる」「そうでした。」

「我が物顔でジェッツやシャークが踊りながら街を歩く時は、ローアングルやハイアングルだったよね?」「はい。」「そしてケンカシーンではカメラを引いて逃げる様子を広い画角で、一人一人の臨場感には寄ってたよね?」「・・・。」「他にもダンスシーンでパンしたり・・・」「作品では寄ったり引いたりローやハイなど多方面から撮影して伝わること、切り取って分かることってあるんだよね。事業も同じ捉え方ができると思うんだ」

「事業そのものは無形だけど、六面体と考えてみた場合、ある一点の視点では“一面”しか見てない。でも他に五面もある。全部を見れてない。」「また、それぞれの面を社会との接合面と見た場合、六種類の接合がある。ターゲットだったり、社会への約束だったり、価格だったり・・・。」「さらに一面をマジマジと近くで見たら遠くからでは見えなかった質感なども見えたりする。」「多面的に考えるってこんな感じ!」

2022年3月8日火曜日

知ったかぶりを猛省。


モーレツに「権利処理」を学び中で、いかに「わかったつもり」が多かったかを猛省。ややこしく感じるのは法的に明文化されているものと、法的に明文化されいないものの、判例の積み重ねで結果が出る“あいまいさ”が入り混じっている所。さらに「法的にOK」でも「道義的にNG」という人の感情も絡まり、一層分かりにくさを醸し出してる権利処理。先生は「日本映画製作者連盟」の法務で働く百戦錬磨の最前線な方々。

世間の一部を騒がしているトレパク疑惑も原則的に問題ないんだけど「著作物なのか?」「依拠性は?」「類似性は?」などがパブリシティ権に属する「顧客吸引力」を誘発していればNGになる。ただ、その判断は「親告罪(害を被った人の告訴が必要)」だし、客観的に見ようとしても人間が決めるので一律じゃないのが難しい。
人間と言えば「肖像権が!」と言っていたけど、実は肖像権と言うのは法律で明文化された権利ではなく判例上、認められている人格権的な権利と知り「えっー!?」となる。

完全理解まで程遠いけど、これまでの膨大なNG事例を聞くと面白くも感じて、(エンタメ業界専門の弁護士になってたら食いっぱぐれない!)と思ったものの、2014年にオックスフォード大学が「あと10年で消える職業」には弁護士が入っていて、膨大な判例からの判断はAIが主戦場になるのかと。フィルム・コミッションはなくならないはず。

2022年3月5日土曜日

フムフムの実。


Aは話がうまい!立ち回りも上手で打ち出し方も上手、小さなことも大きく話すし、難しいことも簡単に話してしまうから聞き手もイメージしやすく(フムフム・・・。)と、説得させてしまう。支障があっても解決ではなく、話術で覆い被せて“なかったこと”にしてしまうほどの剛腕。この能力は「フムフムの実(ワンピース風の表現です。)」でも食べたの?と思うほど。

でも、簡単に言えるとは時に“端折って”肝心なことを伝えていないかもしれない。大きく話すことは“誇大”と受け取られるかもしれないし、覆いかぶせてしまうのは“隠蔽”と思われてしまう可能性がある。フムフムの実を駆使して中央までフムフムさせてしまったのはドラマのよう。
一方でBはAより話が下手で良くも悪くも実直。Aのように立ち回れず、派手さもないからパンチ力もない。日々コツコツと、自分を信じては歩む日々。

ある時、関わっていたCが気づきDも感じEも思った。(「フムフムの実」って成果がない偽物っぽくない?)と思い、気づいた周りは一斉にAから離れたらBの存在を知る。Aは焦ったが慌てなかった。(CやD、Eがいなくても“Z”までいるじゃないか。まだまだフムフムの実は使えるぞ。)
BはAの情報が入るもスルーして我が道を邁進。そんな彼も実は能力の実を食べていて、それは「コツコツの実」だったという話。

2022年2月12日土曜日

エール!


自己表現ができるなら何でもいいと思う。スポーツでもいいし、演奏でもいい、描くことでも、ゲームプレイでも、デザインでもいい。勉強でもいいし、踊り、カメラ、詩、演劇、貯金や料理などもあるかもしれない、とにかく何でもいいと思う。なぜなら、一人一人が大切にしたいことは異なるから。シンプルな考え方。なおかつ、一途な全うも良いけど、年齢や経験などで表現方法は変化もある。ココ大切!

厄介なのは、自己表現の場合、周りはアウトプット(≒出力)に注目しがちだから、スポーツや勉強、ゲームなら順位や得点だし、金額や人数などの単位で測られると自動的に他と比べられて、自身にとって大切な「アウトプットまでの過程」は軽視される時があること。単純な分かりやすさへの偏重を感じる中でアウトプットは過程に紐づけられた単なる結果でしかない。と、頭では理解できても実際は難しいという話。

「企画立案」も一つの自己表現と思っていて、立案者らしさが反映される。突飛な企画は出にくく、これまでの感性などが結実するのが企画。そしてアウトプットよりもアウトカムが求められる点がいい。要は考えて考えてゼロをイチにする人、イチをニやサンに広げる人はスポーツや芸術、勉強や料理で自己表現する人に匹敵するほど素晴らしいのである。悩んでいる人へのエールのつもりが自分に書いてたかも!

2022年2月4日金曜日

本物とニセモノ。


ニセモノが現れて本物を脅かしてしまったら・・・。何が“脅かす”のか?と考えた場合、一般的に考えやすいのは「商品」とか「サービス」の模倣やマネで、本物と同等、もしくは本物が持つ情報を活用して商品化、サービス化は、よくある事。でも本物はダメージを受ける。仮に抗議をしても、そういう輩は話を聞いてくれるわけでもないし、抗議をされることで、“より一層模倣、マネしている品やサービスに価値はある”と思うツボ状態になる。

そこで本物は考えた。「ニセモノが本物の品やサービス(≒特別なものと位置付けて)を模倣して高額で売りつけているなら、我々はその品・サービスを無料で提供しよう!」と。
専門性が高い所に価値を見出していた品・サービスに、より高い付加価値をつけて無料で提供することにした。この一見して無謀とも言える作戦は(えっ!?いいの?大丈夫なの?)と、周囲をザワつかせる。

最初こそ、品の技術やサービスの内容の流出でダメージはあったものの、長期的にみるとニセモノの価値を無効化することに成功し、ニセモノは売るモノがなくなりジリ貧になり弱体化。
ニセモノは本物を超えることはできないし、絶対に勝てない。というエピソードを目の当たりにしてムムッー!となる。結果オーライの話だったけど、短期のダメージが大きすぎると回復までの時間に耐えられるか?がポイントかな。