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2024年2月8日木曜日

リアル現場。


「周知するならウチの地域は爺ちゃん、婆ちゃんが多いから回覧板に挟むのが有効です。」
「回覧板か・・・確かに一軒一軒回りますよね。でも印刷費やデザインが発生しますよ。」
「(誰と特定せず)ワードで作ってもらいましょうよ。簡単でしょう。」と、言う本人は作らない。
「でも、若者にも来て欲しいからSNSの発信も必要と思います。Instagramとか・・・。」
「そうだな。若い人は回覧板を見ないね。すると両方必要?」
「いやいや、印刷して配布、ネットでも宣伝って、そんな予算も時間もある?」と、正論っぽい言う本人は何もしない。
「予算はありません。印刷と言うかコピーならできますが・・・。」
「せっかく作るのにコピーはマズいでしょう。」と言う本人は何もしない言うだけ。
「でも、以前の告知はコピーでしたよ。」
「・・・。」
「シニアと若者の両方に来てもらうのではなくて、片方に周知を振り切ったら?」
「そこ!?話を最初に戻すの!?」と、これまでの検討を台無しにする人。
「新聞の折込チラシとして配るのはどう?」
「折込は一枚3円〜4円ぐらい必要だよ。予算ないって言ってたよ。」
「・・・。」
「お金をかけないとすれば、ワードでチラシを作ってコピーして回覧板に挟むのと、SNSにアップしてシェアが現実的かな。」
「そもそも、知ってもらいたいのに、“そこ”に予算をかけないって問題あるよね?」
「まぁ、私たちが言い出しじゃないからね。分からない。」

延々に続く話。
20年後の私は70代になりチラシよりもデジタルの方が扱いやすく、手のひら上で開く「デジタルチラシ」なんてサイバーなモノができてるかもしれない。
すると今は過渡期か?

2024年1月27日土曜日

闇。


企業の倒産についてあれこれそれなど綴ってきたけど、2023年の一年間に愛媛県内で1,000万円以上の負債を抱えて倒産した企業数は52件。
前年より15件多く、過去5年間では最多、過去10年では2番目に多い倒産数。負債総額の225億円も過去10年で2番目に多いとのこと。

業種はサービス業が16件、建設業と卸売業がそれぞれ9件、製造業と小売業がそれぞれ7件。

コロナ禍に企業の資金を支えてきた実質無利子・無担保の「ゼロゼロ融資」の返済が本格化したから、2024年は返済が追いつかず、倒産件数は過去最多になるという予想。

こういう状況になるのは分かっていたこと。
ココ大の経営を心配して金策の相談はあったけど丁重にお断りして、月30万円の返済を続けて完済したのは2023年の話。
踏ん張ったことで、無借金経営になり負担ゼロ、ストレスフリーで軽やな経営になった。

そんな傍で「給料の支払いが遅れて・・・」「(勤め先が怪しいので)3月で退職します。」などの話が聞こえ始め、一緒に仕事してた人は何の連絡もナシに突然辞職してたし、契約満了などで働きたいのに辞めざるを得ない人もいたり・・・。

そこへ今度は「人手不足」で人が回せないという話も。
どういうこと?となる。
今後、更に人手が少なくなるのに、辞める・辞めざるを得ない人が多いと感じる不都合な真実。

2023年12月23日土曜日

何が何だか矛盾。


東京商工リサーチによると2023年1月から9月に倒産したテレビ制作会社の数は14社で、この数は前年比2.3倍で、過去10年で最悪の倒産数とのこと。
これまでは2018年の13件で倒産会社の80%は資金が1,000万円未満の小規模事業者と追記。

愛媛で撮影予定だった作品の制作会社が倒産した話に驚いたし、愛媛出身の制作担当などをしていた方は帰郷した。

映画やテレビの他に配信作品、ネット配信までチャンネルが広がり、仕事は多くなる一方で、一本あたりの制作費は下がり、ジリ貧で回らなくなるパターン。

ジャパンFCの研修でも制作現場は人手不足が顕著で、少ない人数を作品同士で取り合っていると報告があり、負の連鎖というか歯車が噛み合わなくなっている感じ。
でも、作品は増えてる摩訶不思議。

その一方で4K8K衛星放送の普及推進に取り組む「A-PAB」の調査では、全国47都道府県の20代-60代の老若男女計5,000のサンプルから導き出された結果は「テレビ放送はあった方がよい」は70%、残り30%は「不要」と推察。

若年層では「テレビを持ってない」の割合が増えているとのことで、「若年層でテレビ離れが推察される」とのこと。私もテレビを持ってなかった・・・。

倒産数は今後も増えると予測されるのに作品は増加傾向、でも視聴者は減少傾向。
これを矛盾と言わずに何を矛盾というのか?という感じ。

2023年11月30日木曜日

古い≠汚い。


ゲストハウスと言えば、ホテルの代わり程度と思っていて、関心のない分野だったのは確か。ただ海外旅では検討マストで、今夏のフィレンツェでも利用したばかり。
愛媛県内では鬼北町の「Warmth」、弓削島の「民宿中塚」、今回の佐島「汐見の家」「ねぎねぎ」しか記憶がない。
実はゲストハウス・民泊とは言えない公民館泊、体育館泊などの方が圧倒的に多い過去。

そして「ゲストハウスみちしお」さんにも話を聞いて、魅力や可能性を感じる一方で驚きを感じたのが率直な感想。
ゲストハウスの利用目的を察すると「ゲストハウスの特徴である一期一会」という出会いに価値を見出す人もいれば、「ホテルよりも安いから」と値段に価値に見出す人もいる。
人それぞれだけど「ホテルより安いから」は、比較から入っているから判断のモノサシが、GIVE&TAKE(コスパ)に見合ってるか?になりやすい。

そもそも、ゲストハウス≒民泊だから、ホテルとサービスなどを比べること自体がナンセンスと思うのはさておき、「経年劣化などの古さ≠汚い」では無いと記しておく。
一方で一期一会というワクワクとドキドキが入り混じる場合は総じて満足感を得ることが多く、ホストとゲストの関係性が成立するとファンというリピーターになる可能性大。

どこに泊まったか自慢で「廃校の保健室、ストレッチャーで寝たことがあります。」は、別次元の話(笑)

2023年11月14日火曜日

やれやれ。


もしも、話した人が「実は怪しい(危ない)人」だったら・・・という話。深刻と言えば深刻だし、深刻じゃないと思えばそうだろうし、うーむという感じ。
何気なく話していたら相手が「えっ!」と渋い顔をしながら顔を伏せたので「なに?どうしたの?何か気に障った?」と気分を害したかと思い謝ろうとしたら、“そんな話題”になり、気をつけた方がいいとアドバイスを受ける。

人に会うのも仕事だから、会う人全員の真の素性までは分からず。第一印象で分かることもあるんだけどな・・・。
そもそも、2回目以降も会う人とは、いづれ素性は分かる“はず”なので気にしてないと言えばそうだけど。
そんな中でも【自社の悪口を言う人】【同僚の悪口を言う人】との二度目はない。自分の時間をそんな人のために費やせない。

先日【問い合わせ時点から制作資金の相談をする人は怪しい】【他FCの支援内容などを引き合いする人は怪しい】と、最前線で活躍中のプロデューサーを前に喋ってしまったら「それは本当です。」と、変なお墨付きをもらってしまう(笑)。
過去に愛媛県でも映画の制作費を集めようとして相談してきたプロデューサーがいたけど、断ったら罵倒されたっけ。やれやれ。

2023年8月10日木曜日

何かがズレてないかな・・・。


インチキ先生はこれまで「キーホルダー」になったり、「習字の題材」になったりしたけど、今度は「ポスター」に登場する。
子ども達の夏休みの宿題の一つ「ポスターづくり」。絵を描くのが得意な子もいれば、不得意な子もいて、構想、題材選び、構図などに苦労する子ども達多し。

すると(本来なら喜んで絵筆を運び、色を選び、描く楽しさを得る機会なはずなのに、どうして描くことが苦痛になってしまうんだろう?)と感じてしまう。
*とてもとても個人的な感想です。
あるべき姿と現状が乖離していると思うと、一体誰のためのポスターづくり何だろう?と。苦痛を乗り越えた先の達成感(≒精神論)だったら不要と思う。*個人的見解です。

そう思わせるのは、自分が描きたいものは率先して描く子が多いから。
ポスターづくりでは苦労していた構想、題材選び、構図などが自由に絵を描く時は驚くほどの画力を発揮するから、方向性なのか、目的や狙いなのか、手段なのか、何かがズレてないかな・・・と。

心配になったのは、子ども達の想像力や創造力が大人が求める内容に合わせたモノにならないように・・・ということ。それは大人のエゴでしかない。

2023年7月28日金曜日

大丈夫か?バラエティ番組!


どこか美味しいラーメン屋を紹介してもらえないですか?しかし、紹介してもらっても必ずしも取り上げるとは限りません。新しい店が希望です。」「!?」「あくまでも取材であり、情報の裏どりです。」「!?!?」
ココまであからさまに、リサーチ会社から横柄な依頼を受けるのは久しぶり。番組は某局の特番だけど、自分たちで調べることを放棄した番組に良い内容はないので丁重にお断り。

どこかで土を掘ってもらいたいのですが・・・」「私がですか?」「はい、ダメなら掘ってもらえる人を紹介してください。」「どうして、あなたが堀りに来ないのですか?」「スケジュールが合わなくて・・・」。「ロケハンもされないんですか?」「はい、スケジュールが・・・。」
スケジュールが合わないなら撮影なんてダメ!どららもリサーチ会社の相談だけど、リサーチ費用をテレビ局から預かってるのだから、適切に使って!

隣県で撮影するので、仕掛人を愛媛県から調達したくて手配できますか?」「えっ!?どういう意味ですか?」「発注したいんです。」「えっ!?そんな人いませんけど・・・。」「愛媛のFCさんでは、してないんですか?」「何をですか?」「エキストラさんの手配です。」「いいえ、してません。」「そうですか・・・ガチャ。」
制作会社の方々は社内教育をキチンとしてほしい。大丈夫か?バラエティ番組!

2023年2月25日土曜日

今しかない理由。


何も考えずに噴水を見れば、水は延々と湧き上がっては溜水に戻り、次々と湧き上がる。
一連の動きは繰り返しだけど、実際は人間の目では見えない・識別できなミクロレベルでは、一つ一つの物質は独立(例えると、噴水の水は輪切りの連続イメージ)で、自然条件や時間軸などによって「前後上下左右が次の動きと繋がっているように見え、連続しているように認識してる」だけ。だから、連続のように見えても同じ動きは起こらない。
これを「連続の非連続」と言うことができる。

この「連続の非連続」は「生きる」にも当てはめることができて、「一昨日も昨日も何もなかったから明日も明後日も何もないだろう」的な意識は「そう願っても明日が訪れる確実性は0%で、明日は何が起こるか誰にも分からない」が現実。
(何をそんな大袈裟に・・・)と思い滑稽に聞こえるかもしれないけど、自然災害や事故や事件など、想像すらしない事柄が明日(数時間後かも数分後かも)かもしれないは、大切な意識と思う。

昨日までは変えられないし、明日も不確定だと消去法でも「今しかない」となる。
それなら「今日が少しでも良い日になるには・・・」と思うのは当然で、そのために自分が機嫌よく過ごすにはどうしたらいいか?と考える(「考える」が仕事だから良し悪しはある。)
基本的に、この世の中はコンチクショーと思っているからこそ「どうやって楽しんでやるか!」と抗いたくなる。“いつか”はこないけど、今はある。

2023年2月3日金曜日

親切か?おせっかいか?


良いのか悪いのか・・という話になるのか?ならないのか?日本で気になるのは「公共交通機関や公共場所での情報量の多さ」。これは観光などで訪れる外国人で日本語に慣れてない人にとっては恐怖でしかないと想像する。

例えばリムジンバスに乗ると「乗車のお礼→最終目的地までのバス停紹介と所要時間→バスは揺れるなどの諸注意→両替が必要な人は事前に両替してバスの遅延防止に協力してほしい→赤信号に止まります→発車します、お気をつけください→バスが止まってから席をお立ちください・・・」と続く。
日本語でしか説明しないから、「???」と不安顔の外国人をこれまでに何人も見たし、尋ねられたりもした。

自分が外国にいる今、ここまで慣れない情報を与えられたら(どこまで必要なの?全部理解する必要があるの?なぜ必要なの?)など混乱すると思う。
でも実際は海外での情報は超シンプルで「分からなかったら尋ねる」が基本。尋ねられそうな質問には先に全部伝えよう!答えようは親切なのか?おせっかいなのか?

私的に言えば「プレゼンテーション」と同じで「言いたいコトと、聞きたいコトを混同」してしまい、結局、肝心なコトは伝わらないというオチにならなければいいけど。
外国に来ると、みんな親切に教えてくれるから一層思ったり。

2022年12月22日木曜日

違うと思う話。


ざっくり言うと「ロケ場所」の相談が95%、「人、モノ、動物など」の相談が5%ほど。ロケ場所は言わずもがな映画や映像作品の撮影相談。でも、その撮影の絡みで「犬を探してます。」「金庫を探してます。」「人を探してます。」など場所を求めない相談話は、制作会社ではなくリサーチ会社からのものがほとんど(ロケ弁やホテル、レンタカーなどは制作会社から。それもプロデューサーなどから)

駆け出しFCだった20年前は「相談の全てを支援するのがFC!」と意気込んでたから「撮影内容の違い」が分からず、何でも言われるがままに探しだし、犬や人、モノなどギリギリの情報に触れたことも。それが撮影に結びつくならと、撮影実績の少ない地域では「ウリ」などと勘違いしてしまう。でも、これはダメ、違う。
時にリサーチ会社はFCから情報を(0円で)聞き出し、その情報を(高く)売ってしまう時がある。特にロケ場所の相談ではない「人、モノ、動物など」を聞いてくる場合は要注意。

大昔、「個人や動物を地域の代表として出場者させて地域同士を競わせます。」という内容に「一個人を勝手に地域の代表扱いにしていいんですか?」と尋ねたら電話口で怒られて切られた経験あり。
闇雲に相談にのり情報を提供すると(結果的に)「地域を笑いものにする(≒面白おかしくコケにする)」もあり得る人、モノ、動物などを求める番組には細心の注意が必要です。
*撮影では誠意ある対応で接してくれる制作者が多いことを記しておきます。ほんの一部の話。

2022年10月28日金曜日

しっかりして!バラエティ番組!


「スミマセン!明後日に愛媛で撮影をするんですけど!」「えっ!明後日ですか?」「はい、ロケバスを手配したいんですけど、お願いできますか?」「愛媛にロケバス事業者はいません。なので運転手付きの10人乗りのジャンボタクシーを手配されるのがいいと思います。」「じゃあ、手配お願いします。」「いいえ、手配していただくのは御社です。」「あっ!そうなんですか?」「ちなみに愛媛県のどこで撮影予定ですか?」

「色々と回る予定です。」「まだ決まってないということですか?」「いや、一部は決まってるんですけど・・・」「それで、手配を依頼されてもできないですし、金銭も絡むのでFCは関与できません。」「どうしたらいいですか?」「メールでタクシー会社を紹介しましょうか?」「今、教えてください!」「この電話で!?」「はい」「“松山、タクシー会社”と検索したら検索結果が出ますよね?上位3つほどのタクシー会社に電話をするのはどうでしょう?」

「わかりました!ありがとうございます。」プツッ!と切れる。きっと手配忘れかと思うけど、超焦ってた若手らしき方。と、同情しつつ(これでいいの!?)と湧き起こる。
バラエティ番組の撮影相談や依頼って大体がこんな感じ(≒その場しのぎというか、地域のコトを何も考えていない)。FCは単に無料の下請けみたいな感じの勘違いも多く、しっかりしてよ!とテレビ製作者に言いたい。明後日はないでしょ。

2022年9月21日水曜日

困った相談は・・・。


「(誤)愛媛鉄道→(正)伊予鉄道」に始まり「(誤)伊予公園→(正)道後公園」「(誤)瀬戸内海岸→(正)五色浜海岸」と全て名称が間違っていた撮影相談。
(どうしてそうなるの!)と思いつつも、軽く流してしまった自分に罪悪感。
こういう浅い相談、軽い相談は内容もフワッとして掴み所がない。「オシャレな場所やお店を紹介してくれませんか?」系。

「費用がかかるのでNGになりました。」「そうですか」「なので別場所にしたいのですが、私、動けないんですよ。」と相手。「そうなんですね。」と私。「なので・・・」「なので?」で話が止まる。「泉谷さん、動けませんか?」「んっ!?それは?私に無料のロケ地を整えろということですか?」「いえいえ、そうは言ってません」「じゃあ、どうしろと?」「それは・・・」。結果、情報提供となる。

と思えば「企画書を送るのでロケハンに同行願えますか?」「もちろんです!」「現地を知らないので助かります!」「こちらこそ、撮影の実現に協力します!」「いい作品にします!」
お会いしたことのない方々とのやりとり。そんな方との共通点は「撮影相談」だけど、お互いに立場や役割を理解した上でないと困る率が上昇する。とはいえ、撮影相談の9割は何の問題もなく困った相談は1割ということを添える。

2022年9月13日火曜日

困りもの。


「アイデアを出したなら(直接的、間接的に関係なく)アイデアに関わるのが筋」と思う。「私は指摘する人、あなたは実行する人」とか「私は気づく人、やるのはあなた。」など、アイデアを手放す人の話は訴求力、説得力に欠ける。そんな人の多くは「忙しい(時間がない)」「疲れている(注力できない)」など自らをアイデアキラー化してしまい残念。関わり方は色々あるのにな。

体力も衰えぎみの80歳超の老人がプロジェクトに直接関わってると知ったら?65歳の人が映画のプロデュースに奔走するのを見たらどう思うだろうか?ちなみに心の師匠の前田さんは69歳、出会いは前田さん49歳、私30歳ということか、ヒッー!
だから年齢なんて取り組みの障壁にはならない。障壁を作っているのは他人ではなく自分自身ということを柔らかく伝えたつもり。

あと、アイデアのみの人は「ゴール(≒達成されたビジョン=美しい社会)」を述べることが多いけど、ゴールまでの凸凹したプロセスまで言える人は少ない。その理由はリーダーシップとマネジメントの両方が備わってないから。
少なくとも私は、自分で描いたアイデアはプロセスまで描いて実行する。だから失敗もあれば成功もある。自分のアイデアなんだから責任を取るのは当たり前でしょ!手放してはダメ!

2022年8月12日金曜日

撮影リテラシー。


8月はココ大付属学園に専念なので他の仕事はセーブ。特に県外出張は控えているのでJFC主催の名物企画「全国ロケ地フェア(全国各地からFCが一堂に集まり、制作関係者らと企画やロケ地などについて意見交換するマッチング機会)」は副理事長らに一任する。
おかげさまで今回も100名以上が来場し、各FCで成果があったよう。興行収入上位50位までの作品でFCが支援した作品は平均98%なんだから欠かせない存在になりました。

ただ、私が不在とは知らず訪れた方々もおられて連絡をいただくもお詫び。大きな話から小さい話、シンプルな話から複雑な話まで色々あり、FCへの期待は多面的で切り口も多様と立場上、(先日の愛媛県市議会議員研修会でも講演したので)深々と思う。
いい話が大半だけど、相変わらず困る相談も各所に来ていて、その中の一つが「バラエティ番組」で、かつ地域の魅力発信などに全く貢献しないもの。

FC自体は撮影支援相談は拒否しないものの、撮影協力者は撮影の受け入れを拒否できる。例えば地域の文化や風習などを茶化したり、イタズラなどで地域の人を困らせて笑いを取ったり・・・。撮影実績が少ない地域は受け入れざるを得ないのも分かるけど考えもの。個人的な感想だけど、このような作品に限って現場対応が多く振り回されるだけ・・・の傾向あり。

2022年5月20日金曜日

手段は目的ではない。


「ヤングケアラーを支援したいです。」はアリ
だけど、冷静に考えるとヤングケアラーの負担を軽減させる制度や仕組み、最後はヤングケアラーという表現や括りをなくせた方がいいんじゃない?と思ったり。目の前のヤングケアラーの支援も必要だけど、同時にヤングケアラーが生まれてしまう現状を根本から改善しないと、いつまで経っても本質には辿り着けない。対処療法の方が根治療法より直ぐに効果が出るのは承知の上で。

「子ども食堂を増やしたいです。」も同じ。生活に困窮する家庭の子どもたちに食事という手段を用いるのは素晴らしいし、大人ができる支援の一つ。だけど、子ども食堂の増やメニューの充実は、存在意義から言ったら優先順位は下位じゃないのかな?緊急措置的なイメージを持っていたから間違っていたらゴメンなさい。あと、本当に困っている家庭には宅配の方がいいんじゃないかな?と思ったり。既に実行済だったら偉そうでゴメンなさい。

「ゴミ屋敷」も同じ。何も知らなかった時は「片付けのできない、ルーズな人」と思っていたけど、聞けば病だったり、当人にとっては本当に宝だったり・・・。だから「片づければ解決」という表面的で一面的な問題ではなく多面的に取り組む必要があって、そんな問題が発生する源を直視しないと永遠に改善しない。市民活動だけでは限界があるので、政治の世界に入った方にも“そこ”を見てほしい。

言わせて。


NETFLIX「深夜食堂(2014)」、シーズン2の第15話「缶詰」の舞台は「鑓水」。東京都八王子市にあり、古くから「絹の道」として知られていて、古いお堂などもあったことから、怪奇な噂もあり、文化祭の出し物に友人と心霊写真を撮りに行き、“何か”らしきモノが写った!写ってない!と大騒ぎした記憶が35年ぶりにフラッシュバック。ムー好きな少年少女には有名だったからリサーチしてたらスゴい。

悪人が殺しにくることを察した主人公が、着のみ着のまま家から逃げたのはOKだけど、証拠が入る肝心なPCは持ち出さず・・・。悪人が押し込み、家中探すがもぬけのカラの空振り。見つけたPCをガバッ!と開いてサクサク入力。オイオイ!普通はパスワード入力しないとPCにログインできないし、証拠が入るPCなら尚更でしょ!そして「銀行口座から逃走資金を引き出してるぞ!」と、何たるご都合主義!

公開延期になってた大作は、結局「世界を救う」という使命から「愛する人を救う」にすり替わってしまい、世界観が一気に収縮してしまい世界は泣いても私は泣かない!
客の一人一人にエピソードがある「深夜食堂」の方が泣ける(全エピソードを一気見してしまった)。似たようなエピソードはNY時代に一人で深夜営業をしていた「しゃぶ辰」にもあって、(本が書ける!)と、また思ったり。

2022年4月27日水曜日

だからヨーダ先生。


アナキン・スカイウォーカーがダークサイドに堕ちてダースベイダーとなったのは、それまでジェダイとして宇宙の平和と安定を貢献してきた利他主義の立場から、次々と自分に降りかかる災難(母の死、妻の死の予知夢、評議会への疑心など)から、自分がもっと強大な力を入れればと利己主義となり、そこにダース・シディアスが登場してダークサイドの持つ強大な力へ誘い、全てを失ったアナキンは暗黒卿のダース・ベイダー化してしまう。

立派な成績を出すと上司からも部下からも同僚からも一目置かれる。自身の発言は以前よりも影響力があると知る。実績を背景に自分の仮説をゴリ推し始める。仮説がうまく行けば自分の成果、失敗すれば部下の成果と押し付ける。上司に企画の提案をして通らないと平然と文句を言う。最初こそ、利他主義だったのが、いつの間にか利己主義になり、自分の評価ばかり気にして、最後は追い出された人。

利他主義の下、数々の実績があり信頼されていたのに周りからの評価が低すぎと思い込み、自分の評価を上げようとするも空振りに。すると自分ではなく周りのせいにして評判はガタ堕ち。挽回にもっと大きなことをしようとして更に失敗。
最初は利他主義で本当に立派で(すごいなぁ)と思っていたのに、いつの間にか“自分!自分!自分!”を全面に出す利己主義に堕ち、ダークサイドへ。だからヨーダ先生。

2022年4月16日土曜日

想像力の欠如か思考力の停止か?


機上にて。ボケッ〜と外を眺めていたら、CAさんが「あいにくの空模様ですが、今は瀬戸内海上空を飛行中です。」と、タブレットで飛行航路を見せてくれる。海は見えなかったけど「雲海」は見えて、それはそれで良かったので「こういうのもいいですよね」と返答。でも、一度も飛行機に乗ったことがない人は、雨雲の上は晴天ということを、情報では知っていても実際にみたことはないから想像できない。

情報だけで済ます、理解するのキケン。時に頭のいい人は、これまでに得た知識から理解して思い込むから世間一般とズレるときがある。勝手に“よかれ”と思って分かったつもりで進めてしまうから、違和感を感じた時は、時遅し!の時もある。あえて厳しく言えば偽善的、独善的な結果になりうる。表面だけ、知識だけ、情報だけではモノゴトの本質にはたどり着かない。知らないことは知らないと言えばいいのに・・・。

目の前の素材だけで、自分に都合よく解釈してはいけない。思考が疲弊して表面しか見えなくなってしまったよう。例えばSNSに掲載した写真は「今」とは限らないし、映っている範囲は画角だけでない、撮ったのは私でないかもしれない。想像力の欠如というより、やはり思考力の停止か。

2022年4月3日日曜日

予定について。


個人の意見です。予定を立てることは大切。でも予定よりも大切なのは、その予定の先にある成果であり、予定は成果の実現、価値を創出しようと立てたもの。
目的地へ行くのに予定していた交通手段を変更しても目的地に時間通りに着けばいい。魚を釣るのに予定していた装備を変更しても狙った魚が釣れたらいい。交通手段や装備は単なる手段であって、目的は時間通りに目的に着くコト、狙った魚を釣るコト。

予定なのに、その通りにしなければならないと盲目的に遂行しようとする硬直化した判断は誤りを起こしやすい。20年前にプロジェクトマネジメントを学んだとき、「プロジェクトは生き物。成功を求めて変化する。」という本質に出会ってから(ホント、その通り!)と思うコトが多い。予定なのに「決め事」にしてしまい、その遂行が目的(体裁などを守ること)となってしまい、創出された価値はゼロ。

目的など根本をひっくり返してしまうのは予定の変更ではなく中止。予定の変更は目的も変えないし、ゴールも基本的に変えない。予定の遂行を目的にすると本末転倒で受益者不在となりがちで(どこ向いて仕事してんの?)と思ってしまう。とは言え、とにかく予定を立てることは全体を見渡す、イメージするにも不可欠。でも、一度決めたからと予定を決め事にするのはナンセンス。

2022年2月23日水曜日

搾取おことわり。


コロナ禍なので忖度&譲って、地域のロケ候補地情報を制作関係者に代わって現地へ赴き、相談を投げかける&交渉はあります。でも、この場合は「ロケ候補地」が絞られていて「この場所で撮影したいです!」という制作側の意図をくみとり、打ち合わせを重ねて関係性が成立して、相談内容も自分ごと化されているのが大前提。地域で撮影してくれるなら、撮影後の期待もできるので頑張ります!

しかーし!やたら丁寧な文面でも「該当する情報がほしい。でも、情報だけなので採用されるか分からない。」「調査に協力してほしい。でも、調査なので、その後は分からない。」という内容はヒドい!「いい情報ありませんか?」的で撮影場所も決めておらず、そもそも企画も撮影も確度が低い!そして最大の違和感(個人的です)は「制作会社ではなく、リサーチ会社のリサーチャー」からの問い合わせということ。

これまでの経験ではリサーチ会社は制作会社などから「撮影前などの調査」を受け持つことが多く、その名の通り調査で稼いでいる会社。それがFCから無料で集めた情報を「お金に換金して依頼主へ提供」していると思われる行為には違和感しかない。なので「お断り」した。
(撮影がくるかも!)と思っても、そういう依頼の多くは地域を笑う、PRにならない内容が多いので断っても影響はナシ!