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2015年5月12日火曜日

砥部焼つれづれ。

今年度、ココ大が取組む一つに「砥部焼の新しいニーズ創出」があります。そのために愛媛県窯業技術センターを訪問、砥部焼についてレクチャーを受けました(ちなみにココ大副学長の杉浦綾さんは砥部焼作家です)。そして、砥部焼の見学に砥部焼を伝統産業センターへ。100窯あると言われる中で、80窯を販売しており、見れば見るほど各窯の個性に驚く。

で、その中で衝撃を受けたのが「群中十錦の蓋付椀」。パッと見は現代風で彩りも各色鮮やか、文様も素敵です。てっきり現代品と思いきやナント!明治時代初期で「一代限りの道楽で製作」なる紹介文。超がつく貴重品ではありませぬか!日用使いではありますが、極まった砥部焼をジロジロ。

ピカソの「アルジェの女たち」が美術品として史上最高の約215億円でオークションで落札されたとか。つくづく思うのは、お金というのは「一品しかなく、一代限りで継承できないセンスという価値」に支払われるということ。そう言う意味では「群中十錦の蓋付椀」も1億円はいくんじゃないの?と妄想。

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