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2014年11月10日月曜日

寄付金返却訴訟。

「500万円を寄付したが返して欲しい。」こんな話、今後も多くありえる。20年前、目的に共感して寄付したけど叶わず、返還要求をしたものの「互いに解釈に異なり」があり、意見のすれ違い、平行線が続き裁判へ。駿府城(静岡県)の天守閣再建をめぐる寄付金返却訴訟、寄付調査をした時に知り気になっていたけど、訴訟から20年の歳月を経て「和解」で終止符。

「天守閣再建なら500万円寄付する。」と申し出た市民と「寄付されたお金は天守閣再建だけでなく駿府城公園整備のため。」と言う静岡市との違い。決定的なのは天守閣再建で盛りあがった20年前から天守閣の設計図が発見されず、事実上頓挫したこと。ここで互いの思惑がズレた。

静岡地裁の判決で敗訴したのは市民だけど、市は和解するとのこと。落とし所は「天守閣復元」ではなくて「天守台(天守閣の土台)復元」。玉虫色とはこのこと。寄付を託す側も託される側も、明文化しておかないとドロドロになるという事例。メモメモ。

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